息子は冬のシーズンにバスケをしている。
先週末は、今シーズン無敗のチームとの対戦であった。
ところが、前半、5点差をつけて折り返したわがチーム。
コレが無敗の相手チームにいらんスイッチを入れてしもたようで・・・。
けが人続出のラフプレーをスタートしだしたのだ。
こっちのチームの一番背の小さい子が持つボールを取り上げようと、相手チームの一番でかいヤツがボールを引っ張り、そのまま上に持ち上げる。うちのチームの子も取られまいとボールを離さない。でっかいヤツ、持ち上げ続け、ついには、うちのチームの子、宙に浮く。
その後どうしたかというと
持ち上げてるボールで必死にくらいついている子の顔めがけてバーンとたたいて地面にたたきつけたのだ。
絶対アカンやろ。
そのオカン、笑顔で、うちの子ったら~と言い、グッジョーブとかゆう。
なんや、この親・・・。
しかも、コーチもその調子、とかゆうてまう始末で。
仲間がやられたことにこっちのチームもあつなってしまい、ラフプレーに乗せられかける。こっちのコーチのスローダウン!!という声が響く。
コレ、子供のゲームか?
するとゴール下、人だかりのところから、ゴロゴロゴロ~と弾き飛ばされたヤツがいた。
ウチの子ですやん・・・
何をしたんかよう見えんかったが、相手のファールでこっちのボールとなった。腰ら辺をさすりながらパスを出すためにポジションにつく。
腰、一発、入れられたんや・・。
息子は、激しいプレーは出来ないが、おとなし目に淡々とプレーをするので、相手のファールが見えやすい。よってこの日もフリースローを何度かいただいたりして、相手コーチにはうざい存在であったと思う。
すると相手チームのコーチがベンチから歩きだし、うちの息子の背後につき、何やらぶつくさゆうてるではないか。
脅すつもりか?
心理作戦?
おもわず、娘と二人、
「後ろでオッサンがなんかゆうてんの、気にせんでエエでー!」
と日本語で叫んだ。
会場にひときわ響く、日本語。
娘のことをよく知る審判が、この日本人の不思議行動に気付き、すぐさま、息子にかけよった。息子から聞いたのだが、審判は、相手コーチに
「ここに、何をしにきているのか?」
と尋ねたらしい。
コーチは一言こう答えた。
「散歩ですわ」
ヘタクソ。
もっとエエ言い訳、考えとけよ。
結局4点差で負けてしまったこの試合。
彼らの無敗の意味がクリーンでないということはよくわかった。ま、負けは負け。エエ経験にはなっただろう。
ところで、相手コーチが息子の背後でぶつくさゆうてたヤツ、
「ナニゆうてるか全然わからんかった」
と息子。
効果なかったとは、コーチ、すんまへんな。
ウチの子、ちょっと天然ですねん。
ポチっと、おおきに。