サンフランシスコの旅では、車を活用していたので、ホテル付近のパーキングを2日間利用していたのだが、さて今日の駐車場はどうしようと探していたら、より安いパーキングを見つけたので、そこへとめることにした。

 

ダウンタウン中心部にあるモノレールの始発駅より2ブロック西に行っただけ。

 

なのに、なのにそこは、

怪しさてんこ盛りのスラム街・・・

 

ホームレスたちが歩道を陣取っている。気の合わないホームレス同士がいちゃもんつけあっている。

 

 

駐車場安い理由、すぐ納得

 

 

「目ぇ、見たらアカンで。ふつうにして歩くで。」

 

と子供たちに言い、限りなく普通を装うも、しっかりとぎこちない早歩きの我が家。歩いて5分で中心部へ出た。

 

とはいえ、中心部にもある程度のホームレスがいる。バーガーキングの前にも一人のホームレスの男性がいた。

 

 

するとそのお店から、一人の白人の女のコがお母さんと一緒に食べ物を持って出てきたのである。手には、バーガーとポテトとドリンクのセットが。

 

 

すると、その女のコ、ホームレスへ近寄り、バーガーセットを手渡すではないか。そして一言

 

「メリー、クリスマス」

と。

 

絶句、衝撃。

 

 

生活弱者にはあたたかい手を差し伸べる、という教えを今ここでしているお母さん。

 

こっちのオカンは、さっき、「目ぇ合わせるなよ」と無視を決め込むように教えた・・・

 

シカゴに戻り、まわりのアメリカ人にも聞いてみた。

 

すると、もちろん、何もしない時もあるけど、カバンに飴があればそれを渡す時もある。とか、お金を少額だけど渡すこともある、と言っていたのだ。

 

日常的に、高速の出口を降りた先の信号でとまっていると、「Help」と書かれた段ボールを持っている人を見る。

 

先日は、「父子家庭、子どものクリスマスのためのヘルプを」と書かれた段ボールを持っている人も見た。

 

わたしは、いつも何もしない。怖いという気持ちもあり、目が合わないように、まっすぐ前を見ている。

 

すると、必ずといっていいほど、まわりで信号待ちしている誰かが、車の窓を開け、ホームレスにお金をあげている。

 

彼らは本当に食べ物を買うのだろうか。お酒?ドラッグ?買おうとしてるんじゃないか・・・・とう色々思ってしまう自分だけに「完全に関わるなよ」という行動をとらせたことが正しかったのかどうか・・・

 

今回の旅で出くわしたこの一件で、少し考えさせられているのである。

 

 

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