先日、この冬に始まるバスケットボールのチーム分けの能力テストが行われ、息子がそのテストを受けた。
連続でシュートを決めるなど、高い金払ってシカゴブルズのキャンプに入れた甲斐があったやないかとオカン1人観客席でニンマリ。
昨年初めてこのプログラムに参加したのだが、ものすごい数の子どもたちをどのように振り分けているのかいまひとつピンとこなかった。
不思議なことに必ず大親友同士が同じチームに入るという具合だったのだ。
そのカラクリがわかったのは、シーズンが始まって暫くしてからのことであった。
息子の親友がいたBチーム。そのチームのコーチはその親友のお父さんであった。学校でたまたま顔を合わせたときに、
「今日そっちのチームは何時から試合なん？」
と私が聞くと、そのお父さんコーチが
「お宅の息子、今年このプログラムに参加してたんかいな。言うてくれたら同じチームにしたのに」
と言ったのだ。
これが、「大親友必ず同じチーム」のからくりだったのだ。
ほな、能力テストの意味って一体…。
先日、そのお父さんとまた学校で会ったので、今年もバスケのコーチをするのかと尋ねると、今年はもう少し厳しく遠征をするようなチームに息子を入れたと告げられた。
あー、今年もその素敵なからくりから漏れる甘い蜜吸えず。
練習は12月より開始され、1月、2月は毎週末試合となる。いよいよホンマに、寒さの向こう側にある「痛さ」を感じる季節がやって来る、と観客席で憂鬱になるのであった。
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