アメリカのクリスマス当日はほぼ店は閉まるが、いくつかのスーパーは午前中だけ開いている、という文章をどこかで読んだ、気がした。
日々、しこたま時間があり、PCの前でどっぷり過ごしているにも関わらず、一度たりともこの情報をネットで調べることをせず、買い忘れたものそ25日の午前中に行けば済むと思っていた。
どこが開いてますの。
店と言う店、閉まってまんがな・・・。
どないしよーとアタフタしている私の姿をしばらく見てから、ミツワ(日系スーパー)やったら今日も開いてるけどな、という旦那。
はよ言わんかい!!
これはありがたい、と早速ミツワを目指して車をとばす。
買い忘れた品は生クリーム。
乳製品の棚に到着すると、牛乳はあれど、生クリームがない。ふと牛乳の横のぽっかり空いたスペースに目がいった。ホイップクリームと棚に張り付けてある。
売切れかいな・・・
はっとした。
もしかして、生クリーム買い忘れた様々な国籍の人が開いているスーパーを探し、ここミツワにたどり着いたのではないのか。
これは急がなあかん、と急に焦り始める。
帰り道、今まで一度たりとも入ったことのない、セブンイレブンに寄ってみた。
店内案外キレイで、ちょっと日本のコンビニを彷彿とさせる陳列の仕方。
シカゴ郊外のコンビニ、ベーコンやら、クリームチーズに卵とか売ってますねん。乳製品のコーナー発見。なんと、ここも生クリームだけ売切れ。
間違いない。
色んなもん買い揃えたけど、生クリームだけを買い忘れた主婦が、この辺の土地にようけおるということや。買い物リストから抜け落ちがちな商品であり、しかも使う直前にならんと気づかんモンかもしれん。
セブンイレブンが生クリームを仕入れているという情報は手に入った。少し離れたセブンへ急ぐ。駆け込む、探す。あった。1本だけあった。
危ないとこやったわ。
ここももうすぐ生クリーム買い忘れのうっかり主婦が駆けつけるとこやった。
こうして、クリスマスディナーはデザートまで揃えることができたのである。
アメリカへ来て1年。
車で行くしかない、家から遠いコンビニを全然コンビニエンスちゃうと揶揄していたが、この日初めて、コンビニエンスに活躍してくれた。こういう意味やったんか・・・。
探し回ったのに少量だけ使用した生クリームを見て、コレ、生クリームなくてもよかったんちゃん?と旦那。確かになくても成立はした・・・。ポチっとおおきに。