トイレにだけ許される英語がある。

 

アメリカのトイレは、ドアが下までないのが多い。足が見えてまうのだ。場所によっては、座面が高いため、身長150㎝台の私なんか、足がぶら~んと宙に浮いてもうて、「子供入ってるわ」と思わせて、出てきたらオバハンという衝撃をお届けすることにもなる。

 

そして、問題はドアだけでなく、もう一つあるのだ。それが、便器からドアまでの距離。時にノックされても、扉に手が届かない時があるのだ。

 

こんな時どうするか

 

まさか腿あたりに鎮座するオパンティーヌという障害物にコントロールされながら扉までよたよた進んでノックを返したりはしまい。

 

こんな時は

I'm in here とかSomeone is in hereと言うのである。

 

これ、受験英語でアカンで~と言われた文法まんまである。hereは副詞なので、「ここに」という「に」となるinがきてはいけない、いらない、in hereは許されない並びなんだ、とまぁ、今でも昭和の詰め込み教育の敗北者は覚えているのだ...

 

さらにトイレという英語は、bathroomがしっくりくるらしいのだが、toiletと言うべきか、それこそどっちでもええんとちゃうか、WC言うくらいなら、どっちかでエエやろ、と思うところだが、実際toiletとなると、アメリカでは「便器」のイメージが強まるというのだ。

 

我々、あの当時、今は知らんが、英語はイギリス英語を学んできた。そう、イギリスでは、toiletはトイレの意味であり、bathroomは逆にトイレの意味では使わない、そう習ったのだ。

 

 

ややこしいことしやがって~

 

ここはアメリカ。うっかり、I was getting in the toiletなどと言おうものなら、便器の中にどっぷり入りこんだ衝撃映像を会話中に相手にお届けすることになってしまうようで...

 

 

気ぃつけよ~っと。

 

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