シカゴは魚が豊富とは言えない。しかも安くない。3切れ500円で買えていたかじきは倍以上する。安定してサバは入荷するものの、駅弁の幕の内に入っているサイズより大きいのを食べると、胃がもたれてしまうため、自分が嫌だ。


週3日は魚料理を食べないかんと決めてるから、とにかく色々手を出してみている。


貝類はアサリも高い。1パック日本の倍の値段。だけど、ムール貝が日本のアサリの値段!!ムールは砂抜きしなくていいから、ちゃっちゃっぱっと調理に取りかかれるのがありがたい。週一は白ワイン蒸しで登場。うまし。


さらに、日本のスーパーで見たことなかった魚、「にじます」が我が家では今や定番となっている。にじますを調理したのは初めて。川魚であることすら知らなかった。清流でしか生息できないってのも「鮎」みたいで信頼感あがる。栄養面でいうと、DHAがアジより1.5倍ほど高い。優秀魚だったのだ。


さっと焼いて、ジャガイモ、ほうれん草に焼いたにじますのせてホワイトソースかけたグラタンもいい。くせがないから洋風もおいしい。


昨日は和風でいってみた。にじますのかば焼き。ごはんに合う。


Boiのシカゴに住むことになりました。

Seabassもよくみる。シーバスという音から想像するに、キャッチ&リリースで遊ばれる魚のイメージだが、これはスズキ。

ティラピアも一瞬恐ろしい魚を想像するが、それはピラニア。ティラピアなんか、日本の回転寿司では「タイ」の代用魚としてお寿司となってくるくる回ってる。そう、お馴染みの魚だ。


とにかく売っている魚の種類が少ないからして、見たこと、聞いたことなくても買ってみるしかない。何を作るかは二の次。買ってから調べる。日本語名に直すと、よく知ってる魚の場合が多いし、何かの代用魚として食してる場合が多かったりする。


市場で黄色の斑点や鮮やかなオレンジのスジだらけの魚を、腐ってるか腐ってないか、一か八かの賭けで買う東南アジアに比べると相当恵まれてる。


そう、先進国であるからして、どんな魚も安心して食べられる。要は冒険心さえあれば、ってとこに落ち着くんやろうな。