「奥さま会」

なんとまぁ、タイトルからして、いい感じのしない響き。

 

 

こういった「集会」が年に2回ほどある会社があったりする。

 

旦那が同じ会社に勤める奥様が集まってお食事会をするのだ。

 

 

東南アジアのある国のある会社には、奥様会に参加するには・・・というある決まりがあったという

 

 

上下、紺色のセミフォーマルな格好で。

 

バッグも紺。

もちろん、パッと見てブランドがわかるものは避けるように。

 

常夏の国で、この姿は浮く、浮きすぎる。

 

 

 

男の子を2人もつとても美人なお母さんがいました。

今日は奥さま会。

 

 

彼女はダウンタウンから2時間ほどのビーチがきれいな街に住んでいた。

学校が終わると、息子たちとビーチで一緒に遊ぶのが日課。

 

いつもTシャツにビーチサンダルという格好の彼女も、

 

さすがに今日は規定通りの紺色スーツ。

ぬかりなく準備した感がうかがえる。

 

そもそも、ランク付けが好きな駐妻がいるんだから

住まいの場所でもランクを付けちゃったりするんです。

 

ダウンタウンと2時間はなれたビーチ沿い。

どっちもステキな住環境と思うけれど、やはりダウンタウンの方が格が上だとか。

なんじゃい、そりゃ

 

つまり、同社ではありながら、住まいというカテゴリーにおいてすでに上下関係が出来ているっちゅうわけです。

疲れるなぁ。

 

ダウンタウンでの奥さま会から帰宅した彼女。

 

「失敗した~、そんなとこをつっこまれるとは思わなかった~」

としきりに後悔。

 

どこをつっこまれたのか....。

 

ある奥様に言われたそうな。

「あら~、奥さん、な~にその爪。すずめの足かと思ったわぁぁぁ」

 

彼女はビーチで過ごす時間が多いため、砂が入りこんだり、マニキュアも欠けるから、いつも爪を短く手入れしている。

 

これは、爪におしゃれをしていなかったことと

爪のおしゃれもできないような環境の場所に住んでいるというダブルの嫌味だったらしい。

 

「今度はつっこまれないように、ジェルネイルでもしてもらって行くわ」

と。

 

爪なんぞ、何色でもよろしいやないか

 

 

 

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