しーくん

金曜日です


そして
3月11日


あの日の3月11日も金曜日だった


ママは船橋の職場で被災したんだ

ぐるぐる回るような揺れで
デスクの上の2台のパソコンがひっくり返らないように
思わず手で押さえたり

大学生のバイトの子が
怖さで泣き出して
パニック状態になったんだ

会社は自社発電の施設があったから、電気が止まることはなかったけど

電車が止まって
結果帰れなくなった
帰宅難民のように、外で寒い思いはしなかったけど
一晩会社に泊まることになった

暗くなると
千葉港のさきが真っ赤に燃えて
テレビから入ってくる情報はどんどん深刻な物で


連絡が誰とも取れず


パパがなんとか帰宅できて
しーくん、一人にしないで済んだの
ちーさんは学校にとまり

みんなの安否がわかったのは、夜遅くなってからだった




あの日も

今日みたいに
凄く寒い一日だった


忘れてはいけない


福島第一原発は
おじじか工事に携わった現場
ママは双葉町で赤ちゃんの頃過ごした

あの頃お世話になった方たちがどうされたのか
もう、わかるすべはないみたいで
ひたすら無事を祈ったあの日
おじじの涙



忙しかった今日も
思わず時計を見てしまった



今こうして暮らしていれることに、感謝を
そして
いつ、私たちに起こってもおかしくない災害だということを
忘れちゃいけない


心から思った

寒い帰り道




被災され命を落とされた皆様へ
祈りと鎮魂を