夏休みの国語の課題の
定番中の定番「読書感想文」
1、2年生には課題図書が指定されていて
その中から、選ぶのですが
娘は一体どの本を選んだいいのか判らない様子。
娘を育ててきた上で
失敗したと大いに反省することが幾つかあるのですが
その中の一つに
「娘の本嫌い」があります。
私は随分早いうちからひらがなを覚えて
本に没頭するほどの本大好きでした。
学校の図書館もフルに利用したものです。
娘には絵本も沢山買い与えましたが
本に興味を示しませんでした。
理由の中に、私が絵本を読み聞かせしながら、娘より先に
夢の世界に行っちゃう事があったかな(笑)
本を読むよりも
おもちゃで遊ぶよりも
人と関わっていたい、そんな娘の性格もあったのかもしれません
ま~~どういう理由があろうが
娘はあまり読書は好きじゃない・・・・
買った本が何ヶ月も鞄に入っていて
「まだ読み終わってないの?」と何度驚いたことか
で、そんな娘の指定図書の中に
吉本ばななの「キッチン」が入っていました
確か我が家の本棚にあったはず
どうせ何読んだらいいか判らないなら
これ読んでみたら??
と娘に勧めてみました。
我が家にある本は初版のハードカバー
吉本さんが賞を取ってすぐに、本になった時に
買ったのだと思います。
いつ買ったのかも思い出せないくらい、遠い昔に読んだ本。
娘の数学に付き合いながら
その本を読み出したら
「ああ~こんな内容の話だったのね」
あの独特な世界に引き込まれていきました。
なんていうんだろ
夕暮れ時の紫と夜がまじった町の光とか
寒々とした曇った冬の日とか
あの本のイメージからは、晴れて鮮やかに射す日差しは
私には感じません。
話に決して盛り上がりがあるわけではなく
淡々と、海に川の水が流れるかのように
ストーリーは展開していきます。
いまでこそあの手の文体の作家は多いでしょうけど
あの当時、センセーショナルだったな~~
こういう静かな恋愛がしたいと
あの当時思ったのかもしれません。
互いが心から必要とするのを、心が温かくなるような思いで
確かめながら相手を思いやる優しさ。
恋愛のレの字も無い娘には
この本の登場人物の感情は、さっぱりわからないようですが
いつかこの吉本ワールドに
気持ちが浸ることがあるのかしら
私・・・・1時間しないで本を読み終わりました。
娘・・・本を与えてもうじき半月。
まだ1話目のキッチンも読み終わっていないそうです。
他の夏休みの宿題にそれほど不安を感じないのに
毎年毎年、読書感想文を夏休みの最終日に
半べそかきながら書いている。無様な姿を
今年もさらすのでしょうか・・・・