キョトーの要所要所で流れるタンホイザー・オーバーチェア

財前が手術をイメージするとき、財前が末期癌と判ったとき・・・

このドラマの中で、とても印象的な使われ方をしています。



アウシュビッツで、二つに分かれる線路の岐路にたつ財前。

これから先の彼の人生を暗示するシーン





伊藤君といえば・・・・

まさしく最強のへたりの伊藤君でしたが・・・

医療ミスの、現場を自ら法廷で叫ぶ柳原先生は必死で、真摯で、立派でした。



何年も佐々木さんの死を、たった一人で抱え込んできて・・・苦しみぬいて

財前の裏切りに、堰を切ったように叫ぶ柳原。

巨大な医局という組織を敵に回しても、自分の医師としての誠実な責務を全うした柳原。

彼はあの心からの叫びで、初めて医師として人間として自分の足で立てたのではないでしょうか?



欲やしがらみだらけなのでしょうが・・・ドラマの中で何度も繰り返されるように

「人を救いたいから医者になると決めたのに・・・」

誰もが組織の中で自分の位置を確立するために、正直になる気持ちを忘れていく。



「一度謝って・・許してもらって大学病院を辞めようと思っていた」

と佐々木さんの遺族の前に来るけれど

「飛ばされるまでやってみる」

と覚悟を決めて大学病院に戻る、柳原



彼はきっとどんな場所でも医師という、仕事をやり遂げていけると思います。

そして長い医師人生で、どんな出来事があっても、きっと目を背けることなく、正直に自分と向かい合っていけるのではないでしょうか?





パープーだと思っていた財前の妻の

妻としての潔さ・・・ すばらしいです