映画を観てきた。


ファミリア


始まりから心がざわつく。


まず邦画なのでポルトガル語の

字幕がつくのは当然。


だけどね。

出演者の半分は在日ブラジル人なので

4分の1? 5分の1? はポルトガル語。


その部分は まさかの

ポルトガル語にポルトガル語字幕。

日本語に日本語字幕て見たことある?


ブラジルで上映されてるんだもんね。

日本語字幕がないのは仕方がないか…。

ポルトガル語だけのシーンは創造力命。


字幕以外のざわつきもいくつか。


暴力シーンが多くて激しい。

在日ブラジル人の若者

対 日本の半グ○とヤク○ なので

すごい悪者。日本人側が。


なぜそうなったか…という理由(闇)が

わかっても どこに同情というか

感情を持っていけばいいのかわからない。


言葉がわからなくてもわかる

素人さんの演技(ブラジル人側)が

たどたどしい。

オーディションで選ばれたひとたちらしい。

なので演技は初めて。


けれど

役所広司、佐藤浩市、吉沢亮など

日本側キャストの力業で観ていられると

いう感じ。


海外で働く息子(吉沢亮)夫婦の

出来事も外国に住んでいる私たちには

リアル過ぎたな…。


映画が終わり

友達と「なんだろうこの胸…悪さは」

「これ、どちら側からの視点から

見ても気分が悪いよね」

「ブラジルで上映して大丈夫?」

明るくなるのを待ってお互いに

気持ちが溢れ出す(笑)


印象に残ったシーン

ここから下はネタバレ含みます。







ジャパニーズドリームを信じて

3年頑張れば家を買えるといわれて

必死に頑張ってきたけれど、

リーマンショックで多くのブラジル人は

仕事を辞めさせれた。

ブラジル人は使い捨てなの?!


こんな感じのセリフがあった。

切羽詰まってどうにも致し方なかった

日本人側   異国で放り出されたような

ブラジル人側の憤り 

両方の立場はわからなくもない。


心に引っ掛かったのは

日本からブラジルに渡った

日系の方たちも過酷な環境のなかに

おかれていたという話知ってる?

そんなに遠くない昔に

ブラジルでは奴隷制度があったこと

知ってる?


映画のなかでも ブラジル人を敵視して

目の敵にしている日本人に

「過ちを犯したのは同じブラジル人

だとしても、彼らではない。」

という場面があってすごく納得。


なので、ブラジル人だって

日本人や黒人に悪いことしたじゃん!

といったところで筋が違うことは

私も重々承知。世代も違うしね。


過去を棚にあげるのは嫌い。

だけど だからってその時代に

生きていなかったひとたちが

代々背負い続けるのもなにか違う。


日本人もブラジル人もお互いの

歴史を知っておかないといけないよね。

それが日本であっても

ブラジルであっても。


ブラジル在住日本人は必ず

移民資料館に行くべし!!!!


椅子の形状のせいなのか

映画のストーリーのせいなのか、

終わったあとものすごく肩がこった。


なのでここはやっぱり

甘いもの食べて気分転換しよう!

ということで美味しい

sorvete(アイスクリーム)を

食べて帰ってきた。

↑ただ食べたかったが正解


火曜は RS28(840円)で映画を

観ることができた。


もし興味が湧いた方はぜひ映画館へ♪


ここで おっぱ○出す必要ある?という

シーンがあり、え!?なんで? って

なったあとの役所広司さんのアップ。

映画素人の私にはいろいろ難しい

映画だった。(笑)