昭和記念公園、玉川上水ゲート

にある下矢印の像を知っていますか?

 

 


 

最初に見たときに、何故ここに

イルカの像が?と思いましたキョロキョロ

 

 

それはいまだに謎なのですが…

 

 

しかし!海から離れたこの土地は、

海洋生物とは無関係ではありませんうお座

 


 

今から約200万年前はここいら一帯は


波波


だったのです!


 

 

そのため、今でも海洋生物の化石

が色々見つかっています。

 

 

その中でも!世界的にも

すごく貴重で奇跡的な化石

60年前に発掘されました!

 

 


それが今回紹介する、

個人的に激アツな古代生物

 

アキシマクジラ

 

です!

 

 

 アキシマクジラの全身骨格標本(レプリカ)

 

 




 

昭和記念公園は、

東京都の立川市と昭島市

またがって造られました。

 
 
その片側である昭島市のシンボル
アキシマクジラです。
 
 
これは多摩川沿いにある看板。
 
 

波波波波波波波波波波波波波波波波
 
 

アキシマクジラは、60年前に
昭島市の多摩川沿いで発掘された
クジラの化石の愛称です。
 
 
発掘されたクジラの化石は、
全身の骨がとても良い状態
で見つかりました。
 

 
昭島市教育委員会発行物より引用
 
 
 

 
化石は崩れやすいため、全身の骨が
発掘されることはほとんどありません。
 

牙だけ、歯だけ、大腿骨だけ、など
 
 
部位だけしか見つからない
ことがほとんどです。
 
 
 
 
当時、あまりにも大きな化石が
ゴロゴロ出てきたため、


最初は何の化石か
分からなかったそうです。
 
 
恐竜か、それともゾウか


発掘を進めていって全貌が明らかになり、
体長10m以上のクジラだと判明しました。
 
 

あまりにも珍しく、そして巨大だったため


当時はお祭り騒ぎになり、化石発掘の
ブームにまでなったそうですよ。
 
 

化石発掘後に調べた結果、
コククジラ類の化石
であることが分かりました。
 
 

コククジラ類は、今は一属一種
コククジラしか見つかっていません。
 
 

果たして、発掘されたこの化石は、
今を生きるコククジラ
ご先祖様なのか…?
 

それとも違う系統の新種なのか…?
 
 
そこがずっと謎のままでした。
 




アキシマクジラは何なのか?
 
 
その研究が進んだのは、
発掘から50年以上後のことでした。
 
 

平成24年に、化石をずっと保管していた
国立科学博物館から


群馬県立自然史博物館へ


化石が移送され、研究が進められました。
 
 

研究は、脆くなった化石の
クリーニング作業から始まったそうです。
 

 
その後、日本だけでなく世界中の
他のクジラの標本と化石を比較しました。
 
 

クジラは、頭の骨が種類によって違います。
 
 

見た目や骨が似ていても、頭の骨を
見れば何のクジラか違いが分かるのです。
 
 

良い状態で全身が発掘された
アキシマクジラの化石は
 

 
頭の骨をはじめ、細かなところ
まで比較できました。
 
 

その結果、
 

アキシマクジラはコククジラ属
の中で最古の化石種であり、

これまで知られていなかった
新種のコククジラ類である!

 

 
と証明されました!
 

 
そしてついに!約5年の研究期間を経て
平成30年1月1日に
 
 
「これまで世界で知られて
いなかったクジラの新種」
 
 
とする論文が日本古生物学会の
学会誌に掲載されて、
 
 
アキシマクジラが新種であることが
認知されました。
 
 
今、生存しているコククジラを含め、
 
 
コククジラには最低でも
2系統あったんだ!

 

 
ということを世界で初めて
証明した稀有な化石、
 
 
それがアキシマクジラです!
 

 
これは奇跡的に全身の化石が見つかった
からこそ分かったことで、
 
 
どれくらい奇跡かというと、
 
 
昭島市HPで奇跡1、奇跡2と
順を追って奇跡5まで説明されているほど
 
 
とにかくすごく奇跡的だそうです。
 
 
どこぞの博物館の企画展専用ページかしら?
と思うほどの熱量で昭島市HPに
アキシマクジラについて書かれています。
 
 
ぜひ一度ご覧くださいダウン
 
 
 
 
そして太古に滅んだクジラが!
発掘から60年近い年月を経て
 
 
正式に新種であると認められたところに
ロマンがあるな!と個人的に思いました。
 
 
アキシマクジラの学名(世界共通の名前)は
 
 
Eschrichtius akishimaensisi
(エスクリクティウス アキシマエンシス)

 
「昭島で見つかったコククジラ属」
という意味です。
 
 
世界中で使われる学名に
昭島の名前が入っています!
 
 
そして和名はもちろんアキシマクジラ
 
 
親しみを込めて呼んでいた愛称が
正式に種名して付けられました。
 
 
きっと関係者の方々は本当に嬉しかった
のではないかと思います。
 
 
 
 
 
波波波波波波波波波波波波波波
 
 
 
これだけ思い入れの強いアキシマクジラを
昭島市はとてつもなく大事にしています。
 
 
市内のいたる所に
クジラのモチーフがびっくり
 
 
あまりにもたくさんあるので、
昭和記念公園近辺でも見つけられる
モチーフを少しご紹介します。
 
 

まず駅の改札前にある案内地図


 


 
マンホール
1番見つけやすいです。


 
 
 

街灯、これも数種類あります。


 

 

 


駅への案内サイン

 



などなど!
 

昭島駅や拝島駅まで行けば
まだまだたくさんあります!
 
 

他にも病院の名前にも公園の名前にもクジラ!
 
 
 
そして!改築して新しくなった
昭島市教育福祉センターの名前が!
 
 
 アキシマエンシス 
 
 
アキシマクジラの学名ですね!
 
 
施設内の図書館にアキシマクジラ
の全身化石標本のレプリカをドーン
と置くほどの熱量です。
 
 
 
アキシマクジラの化石で型をとって
作られたものです!
 
 
 
アキシマエンシスについては、
これまた面白い施設ですので
今度個別にご紹介します!
 
 
 
 
 
このように、街のいたる所に
アキシマクジラがいます!
 
 
 
波波波波波波波波波波波波波波
 
 
 
そして最後に、
アキシマクジラの発掘場所
をご紹介します。
 
 
実は私がアキシマクジラを知る
きっかけは住民票の裏面でした。
 
 
住民票を発行した時に、
裏面に素敵なクジラの絵が
描かれていることに気づきました。
 
 

見てみると、絵と共にアキシマクジラの説明と、
化石発掘場所の地図座標が書かれていました。
 
 
昭島市民になったからには
行けってことですね!
 

 
ということで発行後すぐ行ってきました。
 
 

発掘場所はくじら運動公園の中にあります。
 
 
 
 

脇道を進むと…
 
 
 

 

 

 

発掘場所に行けます。
現在は憩いの場として改築されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
私が最初に行った時も大学生や親子、
短パンの少年たちが各々楽しそうに
川遊びをしていました。
 
 
 
 
 
水遊びにはベストな場所ですね!
 
 
 
 
 
 
去年は諸々で断念しましたが、今年は
友達を誘って水遊びしたいです!
 
 
アキシマクジラの化石ですが、
平成24年に移送されてからずっと
 
 
群馬県立自然史博物館
保管されています。
 
 
今年は発掘されて60年の
節目の年です。
 
 
夏ごろに化石を全て市に集めて
お披露目するイベントを
企画しているそうです。
 
 
里帰りしたアキシマクジラを
見るのが今から楽しみですニコニコ
 
 
 


 
実は大学の専攻が海洋生物学で、
前職は水族館の魚類飼育員だった
という経歴もあり、
 
 
久々に海の生物について
話せて楽しかったです!
 
 
また何かあればご紹介しますね!
 
 
byオーリー
 
 
 

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