VC『ソニック&テイルス2』 インプレッション

『ソニック&テイルス2』
対応ゲーム機 ―→ ニンテンドー3DS(ダウンロード専用)
配信開始日 ―→ 2012/03/14
配信価格 ―→ 300円(税込)
ジャンル ―→ アクション
プレイ人数 ―→ 1人
CERO ―→ A(全年齢対象)
原作の対応ゲーム機 ―→ ゲームギア
原作の発売日 ―→ 1994/11/11
原作の価格 ―→ 3,800円
■====== 簡単なご紹介 ======■
かつてゲームギアで発売されてきた『ソニック』シリーズ。その5作目にあたる作品です。
おなじみソニックと、相棒であるテイルスのどちらかを選択して、おなじみの俊足でステージを駆け巡っていきます。
全6ワールド。1ワールドにつき3ステージが用意されており、3ステージ目がボス戦となっています。
ソニックは、おなじみの俊足で走れるほか、少しの間だけ無敵状態で走れる能力もあります。
テイルスは、ソニックと比べるとスピードで劣りますが、シッポで少しの間だけ空を飛べます。こちらのほうが扱いやすいでしょう。
あと、ゲームギア版オリジナルのバーチャルコンソール機能についても説明しておきます。
下画面をタッチすると、専用のメニュー画面が開きます。
メニュー画面では、「まるごと保存」「まるごと復元」「ボタン設定」「画面設定」「リセット」が可能です。
保存と復元は文字通りで、他のバーチャルコンソールタイトルと同じ機能です。
ボタン設定は、各操作を好きなボタンに割り当てられます。
画面設定では、画面の表示方法を「ノーマル」「ドットバイドット」「フル」の3種類から選択できるほか、残像や処理落ちの有無なども設定できます。
画面表示を”ドットバイドット”にすると、画面の周りにゲームギア本体が立体視で表示。本体のカラーバリエーションも選択できるようになります。
■====== partygameの評価 ======■
○=良い △=まあまあ ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
プレイ時間 ―→ 約1時間
プレイ内容 ―→ ソニックで5つ目のワールドまで進出&テイルスでも少しだけプレイ
原作のプレイ経験 ―→ なし
◆=== グラフィック・サウンドについて ===◆
○ ―→ メニュー画面の機能に、こだわりを感じます。
ゲームギア本体が立体視でハッキリと表現されている様は、当時持っていなかった私でもちょっといい気分。思い入れのある人なら、より大きな喜びを感じられそうです。
残像の有無も、切り替えて試してみたらハッキリと違いが分かります。もっとも、残像がないほうが遊びやすいですが(笑)
しいて欲を言うなら、”ドットバイドット”にすると、ゲーム画面がけっこう小さくなってしまいます。
ノーマルサイズでも本体を表示してくれて欲しかったかも?とは思いました。
△ ―→ 表現力や音質は、いかにも古い印象です。
ゲームギアは店頭で軽く触れた程度でしかないのであまり覚えていませんでしたが、音質はさほど良くなかったです。
冒頭でおなじみの「セーガー」というボイスも、音割れしていました。ま、思い入れがある人なら、それにすら愛着が湧くのでしょうかね。
◆=== 操作について ===◆
○ ―→ 操作性は、特に問題ありません。
元々、シンプル操作のゲームですしね。下を押しながらジャンプボタンで、ローリングダッシュ。上を押しながらジャンプボタンで、それぞれの能力を使用。
○ ―→ メニュー画面でボタン設定が可能なのは、嬉しいですね。
STARTボタンをSTARTボタン以外に割り当てる…なんてこともできたりするので、自分の最も遊びやすいスタイルをカスタマイズできるでしょう。
今作に関しては、変更しなくても全然問題なく楽しめていますが、作品によってはありがたいかも?
◆=== ゲームの根本的なスタイルについて ===◆
○ ―→ ギミックがそれなりにあり、思いのほか楽しめる印象です。
各ワールドごとに世界観があり、それに合わせたギミックもそれなりに用意されています。
△ ―→ 感じられるスピード感は、そこまで強くない印象です。
まあ、画面が小さいですし、そのわりにキャラクターの表示はちょっと大きいので、これ以上速いと目が付いていかないでしょうね。私は今でも付いていけないですが(笑)
△ ―→ 難易度は、まだ抑え目な印象です。
個人的にこのシリーズは、スピード感があるせいか少々難易度が高い印象があります。今作は、そういった印象と比べると、まだ易しめで遊びやすい気がしました。
コンティニューもありますし、コンティニュー後も再開する場所は同じですし。まあ、説明書を見る限り、コンティニュー制限はあるっぽいですが。
しかし、いきなり敵が出てきたり、いきなりトゲが出てきたり。目に入ってから対処しようとしても手遅れになるのは相変わらずです。
スピード感がある故の、って感じですからね。このシリーズ作品の”ジレンマ”みたいなものです。
× ―→ ボス戦で、気になることが1つ。
基本、画面左上には常に、獲得したリングやプレイヤーの残機が表示されていますが、ボス戦では表示されません。
リングが持っているかどうか分かりませんし、何より残機が分からないのは不便に感じました。
■====== まとめ ======■(バーチャルコンソールには得点を付けません)
ゲーム自体は、良くも悪くもソニックそのもの。
画面が小さいのでスピード感はそこまで強く表現できていないですし、音質も期待はしないで欲しいですが、ステージの構成やバランスは良いと思いました。
原作をプレイしていない私でも、そこそこ楽しめました。
そして、ゲームギア版オリジナルのメニュー画面は、いいこだわりですね。
単なる移植に留まっていない機能が、プレイヤーの懐かしさをさらに掻(か)きたててくれるでしょう。
これから、ゲームギアのタイトルもどんどん増えていくと良いですね。
そして、さらに多くのゲーム機が参戦してくれると良いのですが…どうでしょうね?ワンダースワンとか。
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