世界のゲーム機 売上集計 = 2011/11/13~11/19 | セグメントゲームズ β

世界のゲーム機 売上集計 = 2011/11/13~11/19

※参照元 : VGChartz Network
※前週比での増減が±5%以内の場合は「」としています。

まず、1つお知らせです。
参照元はこれまで、日本・米国・EMEAA(欧州やその他地域)の集計データを公開していましたが、今回より、EMEAA→イギリスに変更されています。
変わらず集計はしていきますが、集計範囲が異なるので、これまでとはちょっと違う見解になるかと思います。



◆== 日本 ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS2,641+48432,936,955
3DS89,878-10,9042,548,876
PSP39,898+16,95718,257,435
Wii12,845+41711,935,046
PS340,940+18,1557,338,041
Xbox3601,799+3691,542,110

PS3とPSPの伸びが目立ちますね。これは、それぞれに本体の新色が発売されたことが大きいと思われます。PS3ではスカーレット・レッド、PSPではレッド/ブラックという新色が発売されました。
加えて、本体同梱版が発売されたPS3『二ノ国 白き聖灰の女王』も、少しは影響していると思われます。

一方、『スーパーマリオ 3Dランド』からはバシッと来るタイトルが発売されていない3DS。
徐々に落ち込んできていますが…まあ、やはり『マリオカート7』待ちですかね。



◆== 米国 ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS87,094+24,06949,443,163
3DS190,607+52,3292,267,489
PSP31,513+3,73219,073,953
Wii158,194+17,99336,788,887
PS3110,850-32,08718,279,038
Xbox360220,858-103,18829,830,486

さすがに前週での伸びが恐ろしかったからか、PS3とXbox360の売上が落ちています。
しかし、これでも従来の平均的な売上よりは高いようです。

それもそのはず。この週も米国では、PS3やXbox360でそれなりに大型なタイトルが発売されています。
この週で最も大きかな売上だった新作は、PS3&Xbox360『アサシンクリード リベレーションズ』(注意!Z指定タイトル)。Xbox360版で約700,000本。PS3版で約403,000本売り上げています。
その他、Xbox360『Halo: Combat Evolved Anniversary』が約630,000本。PS3&Xbox360『セインツロウ:ザ サード』(注意!Z指定タイトル)がXbox360版で約343,000本。PS3版で約179,000本など、引き続き売上の大きいタイトルが発売されている様子が伺えます。

また、米国でもようやく3DS『スーパーマリオ 3Dランド』が発売。
初週売上は約293,000本で、日本よりちょっと少なめ。もちろん、3DS本体の売上をしっかり牽引しています。

米国の市場規模を考えると物足りないかもしれませんが、海外が据え置き型ゲーム機志向であることと、DSがこの週も8万台以上売り上げていることを考えると、日本と違って「まだDSでいいや~」と思っている人が相当多いのでしょうね。
それだけ、3DSにはまだまだソフトラインナップが必要だということです。それを真摯(しんし)に受け止めつつ、あとは着実にラインナップを増やしていくしかありませんね。



◆== UK(イギリス) ==◆
ゲーム機週間売上(台)前週比(台)合計売上(台)
DS17,138 - 12,757,731
3DS40,720 - 579,138
PSP8,673 - 4,295,559
Wii25,688 - 8,152,632
PS323,164 - 4,418,314
Xbox36055,431 - 7,020,142


前述の通り集計元が変わりましたので、今回は、これまでのデータとの比較はいたしません。

イギリスのみに絞ったデータを見るのは初めてですが、全体的には、日本より市場規模が小さいような印象です。
ただし、ここもXbox360が強めの市場みたいですね。

PS3&Xbox360『アサシンクリード リベレーションズ』が、Xbox360版で約134,000本。PS3版で約97,000本。Xbox360『Halo: Combat Evolved Anniversary』が約53,000本といった記録が出ています。

また、こちらでも3DS『スーパーマリオ 3Dランド』が発売され、初週売上は約43,000本。
さらに、日本や米国に先駆けてWii『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が発売され、初週売上は約49,000本となっています。
こういうところを見ると、イギリスも据え置き型ゲーム機志向のようですね。なるほど。



◆== まとめの一言 ==◆
ここ数週間を見ていて、日本と海外の”活性化しているポイント”がだいぶ違うな~とは思います。

もちろ売れているゲーム機の違いが大きいでしょうが、それ以外にもあるような気がするんですよね。
日本は今年、どうしても3DSやPSVなど携帯ゲーム機に注目している傾向が高いからか、据え置き型ゲーム機で大きな成果を出しているタイトルが少ないと思います。
それだけ皆、据え置きより携帯!みたいな感じでこぞって注目しているのかもしれません。良くも悪くも。

そうはいっても、12月になればそれなりのタイトルが発売されますので…携帯ゲーム機ばかりではなく、若干とはいえ安定してきた据え置き型ゲーム機のほうへの注力も忘れないでいただきたいように思います。
ま、殆どのメーカーからしたら「それどころじゃねえよ!」というのが本音なんでしょうけど(苦笑)


先々週のデータ : 2011/11/06~11/12