VC『ドンキーコング(ゲームボーイ版)』 インプレッション | セグメントゲームズ β

VC『ドンキーコング(ゲームボーイ版)』 インプレッション

※VC = バーチャルコンソール(昔のゲーム機で発売された作品を復刻したものです)



ドンキーコング
対応ハード : ニンテンドー3DS(ダウンロード専用)
配信開始日 : 2011/06/15
配信価格 : 300円(税込)
ジャンル : アクションパズル
プレイ人数 : 1人
セーブデータ : 3つ
CERO : A(全年齢対象)

原作の対応ハード : ゲームボーイ
原作の発売日 : 1994/06/14
原作の価格 : 3,900円

◆== 参考データ ========================◆
プレイ時間 : 約2時間
プレイ内容 : ステージ5に挑戦中
◆====================================◆


●= 因縁の対決が、よりアクロバティックに =●
今作は、アーケードなどで人気を博した『ドンキーコング』に、アクションパズルの要素を追加してゲームボーイで発売された作品です。
けっこうたっぷりのステージが用意されています。

原作は…プレイした記憶があるような、ないような。
すごく”あいまい”な記憶なので、プレイしたことがあるとしても、たぶんお試し程度だったと思います。


●= 概要 =●
ゴールの扉を目指すタイプと、ドンキーコングと対決するタイプの、2種類のステージがあります。
扉の場合は、カギを持ってゴールの扉にたどり着けばステージクリアです。
敵やトラップに当たる、高い場所から落ちる、残り時間が0になるなどでミスとなり、残機が減ります。残機が0になるとゲームオーバーです。

ドンキーコングとの対決の場合は、ステージによってちょっと攻略方法が違います。
そのステージの最終対決ではない場合、ドンキ-の横にいるポリーン(女性)のところまでたどり着けばステージクリア。
そのステージの最終対決の場合、タルを使ってドンキーを数回攻撃すればステージクリアです。

◆== 操作説明 ==◆
十字ボタンで移動やハシゴの昇り降り。Aボタンでジャンプです。
Bボタンで、足元にあるカギや敵を持ち上げたり、レバーを動かしたりします。『スーパーマリオUSA』みたいな感じです。

また、ちょっとアクロバティックなアクションもできます。
右に移動しながら、十字ボタン左+Aボタン。もしくは左に移動しながら十字ボタン右+Aボタンで、バック宙!いつもより高くジャンプできます。
十字ボタン下+Aボタンで、逆立ち。逆立ち中は、移動が遅くなりますが上から降ってくるものに当たってもミスになりません。逆立ち状態でAボタンを押すと、いつもより高くジャンプした後、普通に立っている状態に戻ります。

◆== ハンマー ==◆
ドンキーコングではおなじみのものです。
ジャンプとハシゴの昇り降りができなくなりますが、敵を倒すことができるようになります。
一定時間経つと効果が切れますが、その前にBボタンを押すと、ハンマーを上に投げます。投げたハンマーに触れれば、再びハンマーの効果を得られます。
これを利用して、ハンマーを投げる→はしごを昇る→ハンマーを獲得で、移動しながらハンマーの効果を持続させることができます。もちろん、取り損ねればハンマーは落ちていってしまいます。

◆== ポリーンの3アイテム ==◆
各ステージには「帽子」「カバン」「傘」の3つのアイテムがあります。
別に獲得しなくてもいいですが、全てのアイテムを獲得してステージクリアすると、ボーナスゲームに挑戦できます。残機アップのチャンスです!


●= バーチャルコンソール専用機能について =●
これは、おそらくニンテンドー3DS専用のバーチャルコンソールの、全てのタイトルに付いている機能になります。
前回の『スーパーマリオランド』の記事でも書きましたが、関連するタイトルにはしばらく書き続けたいと思います。

◆== バックアップ機能 ==◆
好きなタイミングで下画面をタッチすると、バーチャルコンソール専用のメニューが開きます。その後「まるごと保存」をタッチすると、現在の状態をそのまま保存。以後、いつでも復元することができます。一度に保存できるのは、1つまでです。
なお、この機能は特定の操作によって使えないようにすることも出来ます。バックアップ機能に頼りたくない人は、無効にしてみましょう。

◆== 原作を再現する ==◆
HOMEメニューからこの作品を起動するとき、STARTボタンまたはSELECTボタンを押しっぱなしにしたままタッチで起動すると、画素数が昔のままのものになります。(ボタンはちゃんと起動するまで押しておきましょう)
画面は小さくなりますが、ハッキリした表示になります。また、画面外にはゲームボーイ本体が表示されています。スーパーファミコンの『スーパーゲームボーイ』みたいな感じだと思ってもらったら良いかな?

また、こちらも懐かしの機能。
ゲームをプレイ中に、Lボタン+Rボタンを押しながらYボタンを押すと、ゲームボーイ当時の、ちょっと色あせた感じの画面に切り換えることができます。もう一度操作すると、元のクリーンな状態に戻ります。


■== partygameの評価 ==■ (バーチャルコンソールには点数を付けません)


=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

|== まさに進化したドンキーコング ==|
初代から今作に進化し、さらに『マリオvsドンキーコング』シリーズへ進化していったという感じですね。
初代ではなかったパズル的要素や、マリオのアクロバティックなアクションが面白いです。
動きも、わりと細かいところがあったりします。

|== 意外とボリュームあり ==|
全100ステージ以上用意されているということで、今でもそれなりに遊び応えがあります。
ここだけでも、わりと300円分の価値はあると思いますよ。

|== トラップをしっかり教える ==|
ドンキーとの対決ステージを終えた後、スコア清算とともにドンキーとの小芝居?が入ります。
そこでは大抵、次のステージから登場する仕掛けなどが出てきて、どう使用するのか?どう攻略するのかを見せてくれます。良い配慮ですね。

|== スコアを極める遊びかたには不向き? ==|
基本、一度クリアしたステージは遊べません。
セーブデータ選択画面では、”ドンキーと対決するステージの直後にあるステージ”を選択して、そこから再開することもできるようです。しかしそうなると、ドンキーと対決するステージをプレイしたい場合、前3つのステージをクリアしないといけないので、ちょいと面倒です。
まあ、スペック的な問題だったのかもしれませんが、画面は簡略してもいいので自由に選べたほうが良かった気がしました。

◆== まとめ ==◆
初代のドンキーを知っている人はもちろん、あまり知らない人でもアクションパズルがお好きなら楽しめるかと思います。
1ステージはそんなに長くないですが、100ステージもあるので…わりとそれなりに、楽しんでいただけるかと思います。


|========================================================|
   万人向け ← ○○○○○●○○○○ → 熟練者向け
 そこそこアクロバティックなアクションができるので、ちょっと慣れが必要かな。
|========================================================|
    手軽に ← ●○○○○○○○○○ → じっくり
 いつでもセーブはできるので、お気軽に。
 ゲーム内の正式なセーブは、ドンキー対決ステージをクリアした後にできます。
|========================================================|
  思考タイプ ← ●○○○○○○○○○ → 感覚タイプ
 まあ、アクションパズルですので。
|========================================================|
 爽快感重視 ← ○○○○○○○○○● → 達成感重視
 まあ、アクションパズルですので。(2回目)
|========================================================|