最近、「イノベーションの達人」(トム・ケリー、ジョナサン・リットマン著)という本を読んでいる。

世界的デザイン会社、IDEOのCEOの人だが、

ようするにイノベーションに必要な人材キャラクターを10に分類して説明してる。


それの中の一番最初に出てくるのは、「人類学者」というキャラクター。


普段の生活を観察し、皆が見ているけど誰も発想しない、異なる見方を「発見」する人。

この発想・考えは共感できる。


確かに、普段生活していて、ここをこのようにすれば非常に便利になるのに、とか、

実際はこういう風に考えているものなんだな、ということを発見・発想することがあるから。



色々な会社のポイントカードや割引を見て、

「これ、全部ひとつのICチップに情報いれたらいいのに。そしたら財布膨らまず、ポケットにも財布入れておけるのに。

各社はポイントカード配るのが目的でなく、その情報を利用してリピーターとして金を落としてほしいんだから、

いつでも利用できる邪魔にならないところに持たせておくべきだろう。」

とか、

(ちなみに、Docomoの携帯で同じこと今展開してるよね。ピッてかざすだけでポイントつけれるのか??)


「お客様のデータ入力作業、大変だよな。でも、これって会社まったく同じ作業してるよな。自分の会社で集約して

メンテナンスして、その情報売ったら、毎回メンテナンスする手間も、それに付随するミスもなくなるんちゃう?」

とか、


営業が間違いを犯した場合、素直に謝って損害分を補償する、といった行動をとらないのが、言い訳を聞くと

「あ、売り上げ目標のプレッシャーがあって、その売り上げを消したくないし、会計上もやりにくいんだな」

ということを感じ取ることが出来たり。




実際、どんなに人に話聞いても、実際に動作を見たときとはインスピレーション湧く確率は全然異なる。

百聞は一見に如かず。


そんな発見は、非常に面白いと感じる。

(それを社内の日常の仕事以外の時間で実行しようとするから、土日時間がなくなったりするのだけど。。。)



今はコンサルやっているから、お客様の工場とか、仕事場とか、案内してもらえるよう仲良くなるか、

などと画策中。

観察狂って、好きかもしれない。