任天堂の岩田社長、すばらしい!!
かなり感動したスピーチ。
http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2006/speech/japanese.html
どの部分を取っても、卓抜した見識。
本文の一部抜粋すると、
「この業界では、いつも同じ方向性での改善が試みられてきました。それは、「もっと凄いゲームを作る」という方向性です。しかし、ゲームを辞めてしまった人や、ノン・ゲーマーの方にアプローチする為には、「もっとすごいゲーム」はほとんど無力です。」
まさにこれは、現在の自分。ゲーム自体は今でも好きだけど、実際はここ3年間ほぼゲームしたこと皆無。
ゲームが過去の延長にあって、楽しいものであっても他の事に時間をとるほうが有意義に思えてしまう。
「ゲームの関係を変えること、すなわち、ゲームのコントローラインターフェースを刷新することが、論理的だと考えました。」
これもずばり!
コントローラーという操作が、ゲームの遊び方を完全に規定してしまっていた。
正直、Wiiが当たるかどうかわからない。
ニンテンドーDSのときもそうだっただろう。
そもそも、花札とか作っていた会社がファミコン本体作ったときに、
最初から2万台(当時の任天堂からすると倒産覚悟のチャレンジ、というか博打)
を生産・販売したときから、リスクテイカーを目指す会社になった。
その文化を20年たった今も残しているのが素晴らしい。(そういう社長を選んだ会社だと
いうことが。)
エンターテイメントは、『楽しい』という感覚こそが重要だということをもっとも
わかっている会社だと思う。
「我々が目指しているのは、「毎日が新しいシステム」です。」
これもエンターテイメントの本質。これが出来るなら、Wiiジャンキーが出来上がること
間違いないだろう。
Wiiが成功したら、きっと経営学のイノベーション事例に取り上げられるだろうね。
イノベーションのジレンマを自社内で打破する会社。
クレイトン・クリステンセンもびっくり!
ちなみに、スピーチへのリンクでWiiのソフト紹介ビデオも見れるけど、
すごいねーー。
ホンマにテニスや野球やったり、斬りあいやったり、リンクの冒険みたいな映像の
事できるんかね。
出来るなら買ってしまいそうな自分がいる。(テレビ買うのがまず必要だが。。。)