ふと、仕事のうち、自分は何に興味があるのか、楽しいと思うのか

考えてみたくなった。

切り口は、各仕事の作業。


<大枠>

開発→生産→物流→販売


どんな企業でも、上記の流れ(バリューチェーン)がある。

(必ずしも上記をすべて一つの企業で行っているわけではない。)


<各仕事>

開発:資源(人、モノ、知識)を利用し、元を作り出す

生産:開発物を大量生産

物流:生産物を流す

販売:ニーズあるところに提供する


<仕事の流れ>

■事実調査・データ収集(アナリスト、企画、研究)

 ↓

■プロセス構想(コンサル、企画、研究)

 ↓

■コミュニケーション()

 ↓

■判断・承認(管理者、生産管理、購買、マーケティング、等等)

 ↓

■実行・作成(規約作る、薬作る、プログラム作る、広告をうつ、等等)



このように実行の流れを書いていて、ふと思ったのは、

結構仕事において事実調査、データ収集がなされていないのではないか、と。

また、なされていても実行・作成を行う人たちが納得いくような

情報発信がされていないのではないか、と。

(普段の仕事では、新規企画でもない限り、事実調査をする時間はない。もしくはあると思っていない。)



私自身は、目的に正当性がなければいまいち力出せないタイプ。(企業としては使いにくいなー。)

その正当性とは、自分が手間をかけた以上に対象者、もっと漠然と世の中に対して

メリットを提供できているか?が実感持てるまで認識持てているかどうか。


ふとこの2年間の仕事を見ると、顧客が非常に漠然としていた。

ソフトウェアの開発者で、多くの会社で同様のシステムを使うわけだから

対象者は異なる顧客の総体となり、仕方ないところはあるけど、

どの程度役立つか、いまいち実感持てていなかった。

(人によれば、それは「想像力、想定力が乏しい」と言うかもしれないが。)


自分で意義を見つけた仕事は楽しい。

今携わっている社内のタスクも、その事業単体で利益出せ、という代表のお達しや

社内の他の思惑などとの調整で難航しているとはいえ、顧客すべてで1億以上の

コスト削減にはなる(各社にとってはせいぜい50万未満程度のコストだとは思うが。)

顧客増えればさらに全体のコスト削減効果は高まる。



コンサル、経営にあこがれるのは、

不満・不具合な事実を調査して、それを解消するプロセスを構築して、

不満・不具合を解決する、というエッセンスが詰まっているからだろう。

今の仕事である開発は、解決策は作るけど、それの基となる不満・不具合と

それを解消したときのメリット度合い、を描けないからだろう、と今自分に気づく。


ただ、うちの会社に根付く、「特定の会社の情報入るとバイアスかかるため、聞かない(調査しない)

ほうがいい。」のため、気軽に顧客にニーズを聞きにくい。

(本当は、「自分で仮説をしっかり立てて、検証をするつもりならば顧客ヒアリングOK」なんだけど)。

さらに、期待値コントロール、という考えが根付いているため、反対にコンサルが「下手にヒアリング

すると期待値が上がってやりにくくなる」とヒアリングを渋る人もいる。


自分でどうにか打破するしかないか。



他の人は仕事をする上で、仕事の作業が実現する意義・成果が気にならないのだろうか?

それとも、そんなものは十分想定されているものなのだろうか?

気になる。。