本日、関わっているタスクの関連で金融庁を訪れた。

情報公開制度を利用して情報を先取りしようという試み。


しかし、これがめんどくさい。

■情報開示申請を行い、

 ↓

30日以内に開示許可がおり

 ↓

情報開示実施方法申請を行い

 ↓

■やっと閲覧


。。。なんで開示を二回も申請するねん!!(`□´)

確かに、手順としてはどの文書が開示できるか判断して、

その後実際情報を渡す手段を示す。ああ、正しい。

でも、そのために2回も申請書出すのは正しいのか!?

2回も手数料取るのは正しいのか?

「開示できますよ」という情報が文書で郵送で送られてくるのは、

正しいコスト意識なのか!?

金がどれだけかかってもいい、という考えでないとここまで無駄な手順は

踏ませないだろう。

正しいことを正しいようにしっかりすることが一番の価値観なのだろう。。。


日本の法律、細則云々は基本、ポジティブ法(~を認める、の形式。反対はネガティブ法。~は認めない、

なのでそれ以外は認められる。)の考えで作られているため、項目が多い多い。そして新たな問題に

は対応できない。

開示されるモノも、「文書、図面および電磁的記録」と規定されている。

それらのどれで欲しいのか、紙に書いて申請しないといけない。


今は電子申請が出来て、この4月からPDFでも返送されるようになるのはいいのだけど、

問題は「フロッピーにPDFファイルを入れて、送付します」ということ。。。


いまどき、メールぐらい使えや!!!


そんなんやから無駄な金使ってるねん!!


送付するのに、封筒代や切手代、それを入れる人件費かかるやろ!!(`□´)

こんな細かいところと思うかもしれないが、これが全省庁でやってたら、

これらの作業だけで日本全国ざっと1000人以上の雇用は確実生んでるね。

たとえ情報開示用の部屋は電話呼び出ししないと電気もついていない程度であっても。

年間300万で雇っても、1000人雇えば30億は使ってます。

今回行った金融庁の行政文書その1だし、各地方に地銀や第二地銀を管理してる

財務局あるし、それらが10省庁以上、扱う文書はたぶん余裕で100万越える。



政府機関は、すべて文書で決められた動きしか出来ない。

それが無駄の発端。


無駄なことを考慮しすぎ。

例えば、開示規約に「自由競争の阻害になる」ために開示できない情報が存在するらしいが、

全員にどこからでも誰でも入手できる情報にすれば、そもそも自由競争の阻害にならない。

今はそれが出来る。でも、すでに文書に書かれていて、「役所に申請してくる人以外は情報

見れず、不利になる」と考えるようになるから、公開しないという判断になってくる。



確かにかなり規制緩和は進んでいる。

例えば、今まで金融機関の営業所の改廃は認可が必要だった(!?)が、

現在では申請するだけで問題ない。ましにはなってる。


ただ、まっだまだである。

ポジ法で規制しているから、それを改廃するのに一つ一つ、あらゆる想定をして問題ない、

と認識され改定されていくのだろう。

それは時間かかるわ。。

たぶん、一度最初から作り直したほうが早いと思われる。。



たった1日3時間ほどしか関わっていないのに、文句だらけである。

が、今回はとりあえずこの辺で止めておく。

ただ、こういった細部から感じる感性を大事にしたいとは思う。大上段で斬っても、

個々は何も動かないのだから。


そういや、情報開示窓口の部屋に、テレビもあったな。誰も見てないのに。。