仕事をしていて、ついつい忘れてしまうこと。
人間は、複数のことを考えることができないってこと。
「いや、私は出来るわ」とひねたことを言わず、まずは考えてみて。
家から出て行くとき、急いでいて物を忘れる。
メールを書いていて彼女の話が聞こえていなくて怒られる。
仕事が立て続けに2つ以上立て込んできて、元やりたかったことを忘れる。
さらに人間、なれていないことにはより労力を使う。
初めてサークルに入ると、その中の話についていくのが精一杯で話しを切り返せない。
いきなり議事録をまかされ、話を書き落とすのに精一杯でまとめた部分を聞き逃した。
久しぶりに肉じゃがを作ったら、ジャガイモの角をとりわすれ煮崩れした。
対処はどうしているのだろう?
主に
①行動がルーチン化(習慣化)されている。
②一つ一つやることをつぶしていく
の二つ。両方とも、考えることを減らしている。
仕事の出来る人は、経験値が高い人は①がすごい出来ている。何も考えなくても、
メールの返答文章のパターンがあり、会議を円滑に進める方法論を持っていている。
テレビを見ながら食材切って順番に鍋に入れていく。
忘れ物しないように、毎日同じところに物を置いておき、朝起きてから電車に15分で
乗り込む事が出来る。
しかし、実際の頭の良い人は、②をやっていると思われる。
メール返信の重要度をつけて、一つ一つさくさくと返信していく。
営業で売れないのを、企画書の質、自分の説明方法、アポのタイミング、などなどと分けて
一つ一つ確実に出来るようにしていく。
②を行うことで、やることが集中されて早く身につき、①になるl。
なんでこんなこと考えているかって、プログラミングも同じなのです。
自分のHPに10回以上訪れている人だけ情報をだす、という仕組みも
①ボタンを押す
②訪問者を抽出
③10回以上の人を抽出
④表示
と別れる。これを③④同時にやろうとすると、プログラムするのにめんどくさくなる。
たちの悪いことに、同時にしようとするのが1つ増えるごとに乗数的にプログラムソースが
難しくなります。
で、昨日今日は複雑な仕組みを同時に解決しようとしてはまってしまったわけです。
本当は、①ボタンを押す、という動作をどう作ればいいか?
②訪問者を抽出るには? という風に考えていくべきで、
『自分のHPに10回以上訪れている人だけ情報をだす』ために何をするの?と考えては
いけない。
なんでも一足飛びで出来る、と勘違いしてはいけない、というお話。
ちなみに、オブジェクト指向も上記の考えを踏襲していることに、つい今日気がついた。
が、しかしそれはまたの機会。