良い会社は、それなりの報酬ポリシーを持っていると思う。
ただ、今回の話はそれが結構残酷な話しにもなるよね、という話。
アク○○チュアの話。この会社は、ITコンサル会社でプロジェクトごとに
仕事が作られる。
20代後半のある人が、とあるほぼ赤字確定のプロジェクト、困難なプロジェクトで、
めちゃくちゃがんばった。
『出来る』人たちのリソースを使い、それこそ週7働いた。
他のメンバーもがんばって、その赤字プロジェクトをなんとか黒字まで持っていった。
そのときの働きが自信を持てるものだったので、年棒改定も期待していたが、
実際は、本当に泣けてくるような昇給だった。
その理由をマネージャーにも、それより上の人にも聞いてみた。
返ってきた答えは、
「そのプロジェクト自体が収益低いから、しょうがないんだよ」
この会社のポリシーは、プロジェクト単位で社員給与まで含んで収支を
だすのだろう。だから、一つ一つのプロジェクトにクローズさせて責任範囲を
明確化できる。やる気にもなるだろう。
しかし、どんなけがんばっても、プロジェクト自体の収益が良くないなら、
働きは年棒に反映させれない。赤を黒に持っていったその道のり、能力は
評価されていない。それも、そのプロジェクトをとってきたのは他の人だ。
自分の働きではないところで年棒が決まる。アホらしいと思って、その人は
その会社に見切りをつけたらしい。
一方、うちの会社。
ワーク○○プリケーションズ。
この会社のポリシーは、「上位33%の給与平均は大手金融以上」。
優秀な人材には、日本でもトップクラスの給与を払う、という方針だ。
ちなみに中位は大手IT企業以上、
下位は、、、まあ決めてない。
ちなみに、大手金融機関の平均年収は860万円ぐらい。
平均年齢はかなり違うから、実質的にはうちの会社の上位は年の割にはめちゃ
もらっているだろう。
現時点の年収の単純な幅ならなんと 400万~4000万!!(ちなみに一般社員です)
(注:うちは年俸制なので、家賃代などを考慮して2割ぐらいは引くだろう)
ただ、評価は多面評価なので、
①がんばって ②成果を出して ③その成果を説明(PR)する
までしないと、ちゃんと評価には反映されない。
さらに、自分で評価して欲しい人を指名するため、仲が良いほど情け的な
評価、公正でない評価が出来てくる可能性が高いし、実際そうなりがちだろう。
(ちなみに、ワー○スAPのYAHOOファイナンスなどで出ている平均年収が550万
ぐらいなのは、新人がどんどん入ってくるから。常に15%ぐらいが1年未満ではないだろうか。)
他の大企業、例えば日本のメーカーは、近頃人事改革が起こっているとはいえ、
最初5年間は大きな年収の増加は望めないと聞く。
学ぶべきノウハウが多く、それぐらいは修行みたいなものだからだろう。
年功序列的ではあるだろうし。
評価・給与制度は難しいけど、選ぶならその方針がきちんとしている会社を見つけ、
自分に合うタイプに入ったほうがいいってことだろうね。
どこも納得できないなら、起業して自分の力で収入作るしかないかな。
自分が会社作るなら、業態にもよるけど、ワーク○の方針が一番好きだし、取り入れたい。