セガオの初大人がかかったJDイチカちゃんとのデートは土曜日に決定しました。

一方、セガオの盟友S君は、その頃良い感じになっていた子と金曜日にデートの予定と言います。

セガオの大人(?)デートの前日です。

 

最初はS君のマネをしながら始めたパパ活でしたが、その頃になるとスタイルの違いが段々明らかになってきました。

雑食で数をいきたいセガオは顔合わせをどんどん入れており、女の子と仲良くなる過程を楽しみたいS君は、その頃には狙いをほぼ2人に絞っており、中でも金曜のデート予定の女の子はS君が一番力を入れていた子です。

S君にとってパパ活は、青春を取り戻せる気分になれるのが楽しいそうです。

 

「食事の後、ドライブに行って、何となく良い雰囲気になって…とか出来たら最高かなぁ」

と言います。

いや、気持ちはわかりますよ。

セガオもS君も、元はネットナンパの同志です。

 

ネットナンパでは

「あなたとセックスがしたいです。お願いします」

と言って

「はい、私もあなたとセックスをしても良いと思っています。

よろしくお願いします」

なんて答える子はいません。

 

「えー、そんな変な事とかしないよ。

でも○○ちゃん話していて楽しいし、会って気が合ったらそんな風になれたら良いかなとは思ってるけど」

なんて感じで、

「私は安全な男ですよ。でもセックスの要望を否定するわけではありません」

と言う事をオブラートに包んで話すわけです。

 

で、会った日は、何となく良い雰囲気を作るようにして、相手が断りにくいような状況を作って、最終的には相手が

 

「……いいよ」

 

と言えるように持っていくわけです。

 

一方パパ活は条件ありきの世界です。

男は「ヤリたい」と思ったら条件を提示し、女は「これだったらヤッてもいい」と言う返答をしなければいけません。

 

「パパ活で『なし崩し』とかあるかなぁ……?」

 

とセガオはS君に疑問をぶつけました。

 

S君の返答は

「いや、条件はすでに決まってるんよ。

でも、その条件で実際に大人に進めるかどうかが問題なわけで…。

だから『条件は既に合意されている』と言う前提の上で、

デートして、良い雰囲気になって、大人に進みたい…って言うのが僕の希望なんだよ」

 

なるほど。

それなりに筋は通っています。

 

でも金曜はまだ「2度目まして」だし、S君の性格だと食事で終わりでしょ。

すまんね。S君。

2週間くらい後から始めたパパ活だけど、初大人は僕の方が先にさせてもらうよ。

そう思ってほくそ笑んでおりました。

 

そして問題の金曜日。

セガオはそこそこ遅い時間まで仕事をしておりました。

休憩がてらお茶を飲んでいたセガオに、早めの時間にデートをしていたS君からLINEが。

 

「速報!今日デートの子と大人出来たよ!

凄く良い子だし、僕はこの子だけでいいかな😊」

 

ピキピキピキッ(引きつる音)、人が仕事している間にこのオッサンは…。

 

でも、まぁ共に茶飯嬢に振り回されてきた戦友S君の初大人です!

ここは祝福一択ですね。

 

おめでとう、S君!

定期ちゃんと切れたら、また一緒に活動しようね!

 

そして、セガオの2度目ましてデートはいよいよ明日です!

 

つづく