さて、「攻め」のメッセージ戦略に切り換える事にしたセガオ。

「どんなメッセージ」を「どんな子」に送るのかは決まりました。

後は「どれくらい」送るか?です。

 

これまで何度もお話してきましたが、セガオはかつてネットナンパ師でした。

そもそもネットナンパに「受け」と言う戦略は(ほとんど)ありませんでした。

女の子達はプロフィールをアップするといくらでもメッセージが届くので、待っているだけで良かったからです。

ところがパワーバランスが大幅に違うパパ活の世界においては話が変わってきます。

パパ活初心者のセガオが

「パパ活と言うものは男からはメッセージを出さず、女性からのメッセージを待つのが嗜み」 

なんてバカなこだわりを持ってしまったのもそのせいです。

 

ここでちょっとネットナンパ時代にセガオが使っていたツールをご紹介させてください。

セガオがメインで使っていたのは「エキサイト」でした。

(なんとエキサイトフレンズは一昨年(2022年)まで存在していたようです)

最後の方がどうだったかは知りませんが、セガオが利用していた頃のエキサイトには

「一度に保有できるメールは20通まで」

と言う、一見不便な仕様がありました。

しかし、エキサイトを強力な出会いツールとして成立させていたのは、この一見不便な仕様であったのです。

 

つまり、こう言う事です。

女の子が無限にメールを受ける事が出来るようになっていると、彼女たちは収拾がつかなくなり、面倒になってメールを放置するようになってしまいます。

20通と言う制限があることで、一度にやり取りを出来る異性の数はおのずと限られます。

だから女の子が適度にメールを削除して、空きが出来たタイミングを狙ってメールを送る…と言う手間が必要ではありますが、一度やり取りを開始すると会える確率は他のツールよりも高くなっていたのです。

この仕様については、出会い系をネタにしていたプロのライターも絶賛していました。

 

そして、この仕組みがある以上、出来るだけたくさん…それこそ一日100通以上のメールを送る事も正しい戦略であったのです。

同じ女の子に間違えて何回もメールを送ってしまっても大した問題ではありません。

なぜなら、20通しかメールを保有できない女の子達は常にメールを削除し続ける必要があり、同じ相手から再びメールが来てもさほど気にしていなかったからです。

(時々、自分の事を覚えていた相手から怒られると言うハプニングもありましたがw)

 

翻って、このような「不便」な仕様のない現在のツールはどうでしょう?

シュガーダディの場合、相手が退会しない限り、あるいは個別に削除しない限り、一度来たメッセージはずっと残っています。

(他も似たようなものじゃないでしょうか)

つまり、自分の手が回らなくなり放置してしまった相手に再びメッセージを送ると

「あ、以前私の事を放置していたコイツ、また私にメッセージを送ってきたな」

とすぐにバレてしまいます。

それは避けたい。

 

だから必要十分な数のメッセージだけを送り、無理のないペースでやり取りを重ね、顔合わせに繋げていきたいところなのです。

そのためには、まず少数のメッセージを送り、返信率などを見て自分のペースを掴んでいく必要があると思われます。

 

さて、戦略は定まりました。

後は新しい戦略に従って少しずつ経験を積み、スキルを磨きあげていくだけです。

 

次章からは、いよいよ実践編に入りたいと思います。

 

この項おわり