誰に言うでもなく、五畳のワンルームマンションで呟いてみた。
家には唯一自分独りなので、もちろん返答は無く(あれば恐怖だが)声は虚しく消えていった。
スマホを見ると午前8時。
昨日はチューハイのストロングを2本、鎮痛剤と共に飲み干して、夜中の3時に寝たから約五時間眠れたことになる。
昨日、夜中に空腹でインスタントの焼そばにキムチと納豆をぶちこんで食った。
これが案外いけるのである。
鍋を洗ってないせいか、腹を少し下した。
うまくも無いタバコを習慣で一吸いする。
就労支援センターと保健所の精神保険のねーちゃんに予約の電話を入れたいところだが、いかんせん、携帯を契約していないので、公衆電話からでないと電話が出来ないから、金が勿体無くておっくうである。
今日は薬局で鎮痛剤を買わなければいけない。
心療内科に行きたいところだが、4日のフライングはまずい。
せめて明日だ。
今日の予定を立てることにする。
とりあえず、ゲームをして現実逃避。
薬局に行き、鎮痛剤を買い、チューハイで錠剤を流しこんで現実逃避。
自宅に戻りゲームをして現実逃避。
夜はチューハイを飲み、ゲームをして現実逃避。
こんなところだろうか。
昨日と大して変わらない。
何故かふいにPUFFYの歌が頭の中で流れたので、大声で歌ってみた。
白のパンダを並べるより、白い粉をキャッシュカードでライン状に3つぐらい並べて三分の一ほどに切ったストローで鼻から吸い込んでみたいところである。
とりあえず、現状を打破しなくては。
俺はこのままじゃ終わらない。
未来は俺の手の中。
ザ・ワールド・イズ・マイン。
しかし一体全体、どのままだと終われるのだろう。
死ぬ間際に何を思うのだろう。
産まれた瞬間、俺は何を思ったのだろう。
将来に何を期待しているのだろう。
考えたって無駄だ。行動しなくては。
分かってはいるが、考えだけで、中々重くなった腰は動かない。
後は野となり山となるだろう。
就職して、結婚をし、家庭を築いた同級生達は現状に満足しているのだろうか。
様々な問題を抱えているだろう。
人生は問題だらけだ。
人類は問題だらけだ。
歴史は問題の山だ。
俺の遺伝子には先人達の問題がインプットされている。
明日は明日の風は吹かない。
明日も今日の様な風が吹くだろう。
せめて、特別な誰かと笑って過ごしたい。
せめて、特別な誰かと慰め合いたい。
俺の些細な期待に応えてくれよ、未来。
今日泣いても明日には笑いたい。
俺の些細な期待に応えてくれよ、遺伝子。
俺の些細な期待に応えてくれよ、俺。
