『ファンタシースターオンライン2』（以下『PSO2』）シリーズプロデューサーの酒井です。
9月4日(水)のPC版アップデートにより、HDD内のデータが削除されてしまった方への対応について、現在の状況をお知らせいたします。
■お詫び対応について
11月1日（金）お知らせした以降もお詫び対応は継続しており、現在までで11月18日(月)分まで、投稿いただいた方の約99％へのお詫び対応が終了いたしました。
また、前回お伝えした登録情報に不備があったお客様、不具合に該当しないお客様への対応も終了しております。
現在投稿フォームに新規の投稿はほぼない状態であり、投稿情報不備等で再投稿いただいた方への対応を行っております。
ここに至るまでに、お客様の中には、データ照合の作業で長らくお待たせしてしまった方もおりますこと、心よりお詫び申し上げます。
11月19日(水)以降の投稿につきましても、今後週1回のペースで対応をしてまいりますが、新規の投稿がほぼないこともあり、対象者の皆様へのお詫び対応につきましては、ほぼ完了したと考えております。
■データ復旧作業を含む個別対応について
個別対応を希望されたお客様への対応についても別途進めております。
11月28日(木)現在、個別対応を希望されたすべてのお客様に対して、なんらかのご連絡を差し上げており、ご連絡の上で対応が完了となったお客様は個別希望されたお客様の80％となっております。
当初お電話でご連絡を取らせていただいておりましたが、曜日や時間帯を変えて6回以上お出にならなかった方には、お忙しい中これ以上の電話発信はご迷惑ではないかと考え、メールにてご連絡のお願いをお送りしております。もしご連絡がない、と言うお客様がいらっしゃいましたらご確認をお願いいたします。
また、データ復旧作業については、すでにお預かりしたPCもしくはHDDのうち、約6割がお客様宅への返却を完了しております。
年内には、お預かりしているPCやHDDすべての復旧とご返却が完了する見込みとなっております。
上記のように個別対応につきましても、収束が見えてきている状況となっております。対応までにお時間をいただいてしまったことにお詫びするとともに、皆様のご協力に心から感謝いたします。
また、あらためましてこのたびの不具合でご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
■開発・チェック体制の変更について
直接の原因となるランチャープログラム部分についてのチェック体制の強化については10月18日にお知らせしたとおりですが、その他の部分についての、開発とチェック体制の強化についても検討を進めてきました結果について、こちらでお伝えさせていただきます。
●開発体制について
アップデートにおける更新について、これまでも使用しておりましたバージョン管理ツールに加え、更新履歴の残るツールを使用しなければ更新が行えない環境を作り、意図しない更新が行われないようにいたしました。
さらに、重要な更新については、プログラマーによるダブルチェック体制を取ること、アップデート前に全員での更新内容の再確認を行うことをワークフローに組み込み、ミスを事前に発見できる体制を構築いたします。
●チェック体制について
チェック人員について倍増を行い、これまでの2ラインから3ラインへと増加させることにより、次回だけでなく、次々回のアップデートもより先行してチェックを行い、通常チェックおよびイレギュラー部分のチェックをさらに長く、詳細に行うことができる体制を構築いたしました。
■今後のロードマップへの影響について
上記体制変更は12月以降のアップデートで適用されていきますが、安全を第一とし、これまでのワークフローにはない作業を加えたことにより、今後のアップデートは当初計画に対して約1～3ヶ月後退してしまうこととなりました。
もちろんその中でも最大限楽しんでいただけるよう、計画修正を行ってまいります。
常に更新が続けられるオンラインゲームの運営において、不具合を全くなくすことは非常に難しいですが、今回のような致命的な不具合を、二度と起こさないことをお約束し、不具合についても極力減らしていくよう努力してまいります。
失ってしまった信頼を回復し、皆様により安全で安心していただける運営をすることを目指し、今後もアップデートを続けてまいりますので、これからも『ファンタシースターオンライン2』をご支援いただきますよう、お願いいたします。