3月25日、ついに観光最終日の9日目がやってきてしまいました。今日はニューヨーク観光でした。
まず、言わずと知れたアメリカのシンボル、自由の女神像を目指しました。ワシントンでの博物館や美術館に入館するときと同様に厳しいセキュリティを通過し、午後のタイトな日程をクリアするためみんなで急いでリバティ島へ向かう船に急ぎました。そしてそこで水夫に言われた一言は…「Are you a group? Too many!! Go back!! Next!!」…乗り遅れました~(´ヮ`;)

…バイバイ(;▽;)/~~
20分後、ようやく出発することができましたが、私たちはこの遅れを取り戻すためリバティ島での観光時間を最小限に留めるという苦渋の決断を強いられることとなりました。そんな中でも私たちは一生懸命楽しみました。活気溢れる男の子たちの中には、時間が無いのに女神像を走って一周してる人もいて、それぞれがそれぞれの時間を満喫できました。(`・ω・´)bキリッ
出発地に戻ると、なんちゃって自由の女神さんたちが観光客をおびき寄せ、撮影料を集めていました






続いて向かったのはニューヨークの中心街、タイムズスクエア✨
そこで、ガイドの植村さんと合流しました。
映画やドラマ、TVで度々目にするこのビル群の光景は、きっと誰しもが知っているでしょう。

見てくださいあのTOSHIBAが世界の中心に2面も液晶広告権を獲得しています。誇らしい限りですね。この美しいネオンの町並みは、出店している店舗は必ずネオンサインを出さないといけないという条例によって守られているそうです。世界の首都と言われるだけあって、そこにある目に映るすべてのものはまさに圧巻でした。そこで与えられた自由時間は40分。タイムズスクエアを中心に皆思い思いの店へ駆け込み、ニューヨーカー気分をしみじみと味わう時間もなく、優しく送り出してくれた家族や友人へのお土産を必死に探し求めました。


額に汗を浮かべてバスへ乗り込み、次の目的地であるグランドゼロへと向かいました。ここはあの9.11の悲劇が起こった場所です。2001年の9月11日、朝の出勤時間のニューヨークは驚きと悲しみに包まれました。4機の飛行機が過激派テロ組織の反政府組織、アルカイダの一員にハイジャックされました。うち1機は空港の滑走路へ墜落、1機は私たちがワシントンで訪れたアメリカ国防総省のペンタゴンへ墜落しました。そしてアメリカ東海岸を飛び立った2機の飛行機は、世界貿易センターのツインタワーの、北棟に8:46、南棟に9:03に激突しました。二本のビルは全壊し、周りにあった、ツインタワーを含める7本のビルもすべて塵となってしまいました。助けに向かった消防士も含め計3000人もの貴重な命が犠牲になりました。この数字は決して少ないとは言えませんが、時間帯やビルの構造によってはより大きな悲劇を生んでいた可能性もあったそうです。しかしビルの倒壊が敷地内に収まったり、日頃の避難訓練が功を奏したり、なかには夫婦喧嘩で出勤が送れ被害から免れたりした方もいたそうです。反対にたまたま出勤で訪れていたなどの理由で、被害者の中には24名の日本人が含まれていました。犠牲者の名前はツインタワーの跡地に作られたメモリアルのプールサイドに掘られていて、皆で犠牲者の方々の冥福をお祈りしました。

敷地内にはミュージアムがもうけられていて、事件の記憶を持たない私たちにも鮮明な記録を伝えてくれました。大火に晒された鉄骨や、数百人の命を救った非常階段、現場から最寄りの消防署から事件後すぐに駆けつけ救助活動を行いボロボロになったはしご車など、現場の悲惨さを物語る展示物が沢山ありました。


ほかにも事件直後家族へ電話する人々の生の声などが公開されていて、胸が痛くなりました。このような事件は忘れてはならないことで、これからの世界を担う私たちに出来ることは何なのかを深く考えさせられました。
これは敷地内にありながら唯一生き残り、今も綺麗な花を咲かせている豆梨の木で、「surviver's tree」と呼ばれているそうです。

空へ高くそびえ立つこのビルは新しく建てられた「ONE WORLD TRADECENTER」で、アメリカ独立の1776年になぞらえて、その高さは1776フィート(約541m)もあるそうです。



移動中では、バスガイドの植村さんが、車窓から眺めるニューヨーク市内の注目ポイントを紹介してくださいました。世界で初めて野球が行われた公園や、ホームアローン2の撮影に使われたプラザホテル、ニューヨーク市庁舎、法学や経済、経営などで有名なニューヨーク大学、大火に飲まれながら1766年建設当初の姿を保ったセントポールチャペル、雄牛が大きな角を下から突き上げるように世界の株式経済も発展するようにと造られた雄牛の銅像(自由の女神の次に有名らしい&これは買い手マーケットの話で、売り手マーケットについてはものを落とす修正があるクマをなぞらえベアマーケットと言うらしい)、それから昔は鋳型で有名だったソーホー、本当に壁があったことから由来するウォール街の話など、面白い話を沢山聞くことができました。


中心の通りにはあのティファニーの本店や、ルイヴィトン、コーチ、グッチ、オメガ、ポロ、シャネルなど世界に灘たるファッションブランドが軒を連ね、私たちは情報の発信地ニューヨークの煌びやかな世界を見ることが出来ました。中にはユニクロや無印良品など日本の大手企業も進出していました。

夕飯のレストランがあるエンパイアステートビルへ、ブロードウェイを南下していきました。この道はbroadというだけあってとても広く、マンハッタン島を唯一縦断している道で、昔アメリカンインディアンが南北の行き来のメインストリートとして使っていた歴史ある通りなんだそうです。今では30以上もの劇場がひしめき合う世界一のミュージカル街となっています。


レストランの食事は相変わらずボリューミーで、アメリカ最後のディナーをお腹いっぱい食べました。


その帰りには昼とは様変わりした夜のタイムズスクエアをバスの車窓から楽しみました。


極度乾燥(しなさい)⁉︎
今日は心も身体も満足満足٩(>ω<*)و

ホテルへ向かうバスではみんな黙祷状態。体力をほとんど使い果たし、これでアメリカ研修のほぼ全日程を無事終えることが出来ました。明日はいよいよ帰国の途につきます。あぁスーツケースまとめなきゃ(;´Д`)


9班:加賀、石津、池田