やはり、ダイ君はキスをしながら
あたしの腕や
さり気なく胸に触れてくる。

あたしは甘いキスと
優しい手に溺れてたと思う。

でも、頭の中では

この流れ…
もしや、車の中で最後まで…?

と考えていた。

ふいにダイ君が身体を起こした。

無理な体勢だったため、
身体が痛くなったらしい。

「大丈夫…?」

「大丈夫だけど…うーん、あのさ、実は」

ダイ君は運転席まで身体を戻して言った。


「この駐車場の道路挟んで向かいにさ…
    ホテルあるんだよね…」

「あ、そうなんですか…」

「カナさん…良ければ行く?」


ホテル、行く。

つまり、アレだよね。

そーゆーことだよね。


下着、良し…
無駄毛も処理済み…
ちょっと今からAカップからCカップに
大きくなんないかね…


「……いいよ、行く」


元々覚悟してたことだし。
誘われたら行こうと思ってたし。

なんでもよし笑