そんな「暴君」なカッツェンバーグですが

元々映画会社の「パラマウント」の社長のアシスタントだったんです。


彼にも相棒がいて、その名は
パラマウントCEOの
マイケル・アイズナー/Michael Eisner
↓この人
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(お茶目な写真でゴメンナサイ。。。)

『サタデー・ナイト・フィーバー』
『スタートレック』
『レイダース』
『ビバリーヒルズ・コップ』

をヒットさせパラマウントを立て直したヤリ手2人


アイズナーは
1984年ディズニーの会長に就任。
ディズニー社トップの「初ユダヤ人」だったそうです。


アイズナーはディズニーの業績が超悪い時期に迎え入れられたけど
映画・アニメ・テーマパーク等すべての事業を立て直したんです。
新規事業の展開、ディズニーの売上高と株価の倍増。
1996年にはABCの買収
1998年にはインフォシークの買収
ディズニーを総合メディア企業へと拡張。


ひゃぁ~ ヤリ手やね。


これだけあって、やっぱり
えげつない個性の持ち主。

経営者としては超ヤリ手やけどクリエイターとしてはダメダメ。


「『アラジン』がヒットしたからDVDとかで続編いっぱいつくったらいいやん♪」


的なチャライ理由でシリーズものを連発:汗
結果、ディズニーのアニメ映画制作の質はガタ落ち。

就任以来ディズニー一族と激しく対立。
「伝統を無視し、ディズニー一族の意向に配慮しない」


そりゃ 一族 怒るわ。。。



アイズナーと同時期に社長に就任したのが
ワーナー・ブラザーズの元副会長
フランク・ウェルズ/Frank Wells
↓この人
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この人がカッツェンバーグを映画部門の責任者にしたんです。



カッツェンバーグ
『ロジャー・ラビット』
『リトル・マーメイド』
『美女と野獣』
『アラジン』
『ライオン・キング』
など数々のヒットメーカー。

前日の記事にも書いたPIXARとの共同制作や
ミラマックスの買収を実現させ、ディズニーの第二次黄金時代を築いた人。

と話はそれましたが ここからやっとこさ本題。



1994年4月
社長のウェルズがスキー旅行の帰り
ヘリコプターが墜落して即死。。。


カッツェンバーグは
「ウェルズの後釜は自分♪俺、社長ぉ~♪」


って思ってた矢先
「ウェルズのポストはアイズナーが引き継ぐ」と知る。



えぇぇぇぇぇぇ~!嘘ぉ~~~~ん!
俺、アイズナーの右腕やん!!
ディズニーに来る前からパラマウントでもずっと相棒やったやん!!!
ってか、ディズニー来てからも、めっちゃ頑張ってヒット作いっぱい作ったやん!!!!
19年もアンタに尽くして来たやん!!!!!



腹のムシが収まらないカッツェンバーグは
アイズナーに


「俺のポストは?昇進(ウェルズの後任)出来へんねんやったら辞める!」


と。

カッツェンバーグさんよ、
言うたタイミングが悪かったよ。

ウェルズが事故って死んだん昨日や。
まだ、1日しかたってない。
気持ちはわかるが 空気読まな。。。
KYはアカン。。。



ムカついたアイズナー
「昨日の今日でそんなん言うか?はしたないっ!そんな子に育てた覚えはありませんっ!」


と、理由はこんな感じ。本音はわからんけど。
アイズナーの都合のいい時期を見計らっての4ヵ月後
カッツェンバーグはバッサリ解雇。



カッツェンバーグ
なぬぅ~~~~~!!!!




その年の10月
ディズニーをほり出されたカッツェンバーグは
スティーヴン・スピルバーグ
デヴィット・ゲフィン

らと 新しいスタジオを設立。


それが

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ドリーム・ワークスSKG

こうして、ディズニーとの戦いの火蓋はきって落とされたのです。。。


きゃぁぁぁ~
怖いぃ~~~~!





やっぱり 長いな。。。

続きは また 明日。。。。。