Twitterでも述べましたがもう少し詳細を述べたいと思います。

 

国際親善試合メンバー発表の日

Twitterで不穏な気配を察知し

SCで「皆様へ」というタイトルを見たとき

メッセージを開く指が震えた。

「外れた」

という表現に血の気が引くとともに彼の悔しい想いが滲み出ているのを感じた。

信じられなくて

読み進むにつれ胸がつぶれそうに傷んだ。

 

彼は今まで一言も弱音を吐かなかった。

酷く辛いであろう状況にいても。

心配するこちらが驚くほどいつもあっけらかんとしていた。

常に前向きで解決方法を自ら見い出していたからだ。

当時思ったのは、この方が将来しんどいと思うときがもしあるとしたら

彼の誠実な心を踏みにじられ、

理不尽にバレーボールができない状況に陥れられたときではないかと。

そんな日は来ないと思っていた。

けれど、今がそれではないか。

彼のこんなメッセージが初めてだったのですごく動揺した。

ことの重大さを悟った。

多くは語っていないが、緊急事態だと思った。

 

あれからかなり経ったが今もなお不安、疑心は拭えない。 

組織に対し、今後の努力を強く願う、と引退時まで言えなかったという選手がいた。

最後にやっと口にできたと。

そんな苦しい状況を目の当たりにするのは今の“有り様”を証明している。

 

同じように彼は堪えているのでは、と思っている。

ファンとしては五輪出場を疑うことなど一度もなかった。

逸材と共にメダルを狙う。

その一択において応援する気持ちでいっぱいだった。

 

東京五輪の開催自体がもちろん危うい状態にはある。

けれど、決して通過点ではないのだ。

この世の中でたった一度だけの大会には違いないのだ。

パリのため?

だから東京五輪は愛嬌で結果を残さず済むとお思いか?

何をおっしゃっているのか。

命削って日々努力している選手たちの気持ちをもっと大事にしてほしい。

自分のクビを差し出す覚悟を。

そうでなければ選手たちが不憫でならない。

 

ただ、ご本人に対して今できることは一つである。

いかに彼を応援しているかという灯を絶やさないことだ。

SCなどを通じて応援したいと思ったきっかけや、与えてもらった感動、

彼の誠実な志を心から尊敬していること、尽くせぬ想いを伝えていきたい。

 

 

進化し続ける君へ贈る