14日(水)の東京株式市場では、日経平均株価が終値で37,703.32(前日比 -260.65)円となった。
日経平均株価は4営業日ぶりに反落。前日の米国株式相場が下落した影響を受けたほか、昨日に1000円超の大幅上昇となった後だけに持ち高調整目的の売りも出た。指数は一時370円近く下落する場面もあったが、引けにかけては半導体関連株などの上昇が相場を下支えし、下げ渋った。
東証プライムの売買代金は概算で5兆1900億円。
夜間(くりっく株365)は上昇基調。取引終了間際にこの日の最高値38,125円を付け、38,119円で取引を終えた。

14日(水)のNY株式市場では、ダウ指数が終値で38,424.27(前日比 +151.52)ドルとなった。
米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。前日に急落した反動で、ハイテク株や景気敏感株の一角に押し目買いが入った。市場では「米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの期待は根強く、押し目買いが入りやすかった」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発。米長期金利が低下したことで、高PER(株価収益率)のハイテク株には買いが入った。

14日(水)のロンドン株式市場では、FTSE100が終値で7,568.40(前日比 +56.12)ポイントとなった。
ロンドン株式相場は反発。1月英CPIが予想を下回ると、投資家心理が上向き、英株には買いが集まった。

14日(水)のフランクフルト株式市場では、ドイツ株式指数(DAX)が終値で16,945.48(前日比 +64.65)ポイントとなった。
フランクフルト株式相場は反発。1月英CPIの下振れが好感されて英国株が上昇すると独株にも買いが入った。本日の米国株相場が反発して始まったことも相場の下支え要因となった。

14日(水)のニューヨーク(COMEX)金先物は、取引の中心となっている4月限の終値が2004.3ドル(前日比 -2.9)となった。
金先物相場は5日続落。昨日の米CPI発表後から米金利が高い水準を維持していたことで、金先物は一時昨年11月中旬以来となる2000ドルを割り込んだ。もっとも、徐々に米長期金利が前日比では低下したことで、金先物も下げ幅を縮小して引けた。

14日(水)のニューヨーク(NYMEX)原油先物は、取引の中心となっている3月限の終値が76.64ドル(前日比 -1.23)となった。
原油先物相場は8日ぶりに反落。序盤は石油輸出国機構(OPEC)の月報が、石油需要の上振れの可能性を言及したことで原油先物価格は堅調に推移していた。しかしながら、米エネルギー省(EIA)が発表した石油在庫統計で、原油在庫が大幅な積み増しとなると、一転原油価格は下げに転じ8営業日ぶりに反落して引けた。