この夏に観たもの、読んだものの感想 ブログネタ:この夏に観たもの、読んだものの感想 参加中


習字を幼い頃から習っていましたが、

社会人になり一回目の展覧会出品でまわりの作品に

圧倒されて以来、自信をなくしながーいスランプに突入。


その間に二人の師匠は他界されてしまった。

師匠がいなくなり私に渇を入れてくれる人がいなくなった。


あれから数年・・・

ようやく少しずつですが再度はじめてみようかという気持ちが

湧き上がってきたのはこの本との出会いから。



Rin Art 響く感性・動く文字 (アルカディアシリーズ―フローラブックス)
土門 琳
美研インターナショナル
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市の図書館をブラブラしている時にふと目にとまった。
書の本だと思わず何気にぱらぱらとめくって・・・衝撃。

あぁ、こういう感性もあるんだ!
すごいな・素敵だな!!と何度見ても心惹かれる。

自分がスランプを感じた時の事を思い出す。

展覧会出品者で20代は私だけだったっけ。
まわりはベテランばかりで皆、自分の技法や表現を確立
しているが私はまだ基礎訓練中。

それでも師匠は出品しろといったのには何か理由があったはず。
それをくみ取る事ができず、逆にしおれてしまった自分のふがいなさ。

師匠・・・今頃、気が付きました・・・。

あの頃、あれもこれも手をだそうとした私に基礎をしっかりさせようと
してくれていたのに。それをまた窮屈に感じ何もかも投げ出した。

筆も硯も大嫌いになってしまい、押し入れの奥深くにしまいこみ
引っ越しの度に見つけては胸がちくっとした。

基礎をきちんと身につければその後はどんな風にだって
アレンジ出来たんですね。自分なりの表現をいつか見つけて
くれるだろうと師匠は思っていたに違いない。

それを裏切ってしまった事を今はただただ深く反省するばかり。

久々に筆をとってみようと自然に思えるようになりました。
そんな気持ちにさせてくれたこの本にとても感謝。

土門 琳さん、とても心に響く本でした。ありがとうございます。

何年かかるかわかりませんが私も「自分流」を見つけて
いつか人の心に響く何かを表現できるようになりたいです。