バロック音楽の礎を築いたモンテヴェルディ。僕は最近までバッハのみがヨーロッパ音楽の源流を作った人だと思っていました。
しかし、最近古楽を聴くようになりモンテヴェルディもまたヨーロッパ音楽の源流を間違いなく作った人だと強く感じるようになりました。
特にバッハに比べてモンテヴェルディには歌があります。素晴らしいオペラも作曲しています(オルフェオなど)。
バッハがベートーベンやワーグナーのような堅固な建築物のような音楽に繋がったとすれば、モンテヴェルディは、プッチーニやヴェルディの歌を中心にした音楽に繋がっていったといえるのではないでしょうか。
そんなモンテヴェルディの曲の中で集大成的な音楽が「聖母マリアの夕べの祈り」です!一応宗教曲ですが、冒頭のファンファーレの華麗な出だし、生き生きとした歌、絶妙な楽器のオーケストレーション、神を讃えた曲だとは思いますが、僕はこのような素晴らしい曲を書ける人間の力の凄さを感じます。
お勧めのCDはやはりレナルド・アレッサンドリーニの再録音盤です(naive,2004年録音)。合唱独唱ともに精度が極めて高く、とかくこういう完璧な演奏は冷たくなりがちですが、この演奏には人間らしいゆらぎがあり、人間の素晴らしさがより一層感じられます。
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