Zynga: A Bit Luckyを買収。"ミドル・コア"なゲームの拡大を見込む
Zyngaは同社のブログで、"ミドル・コア"ゲームのデベロッパ、A Bit Luckyを買収したと発表した。このスタジオは、以前Lucky Train及びLucky Spaceを開発したが、現在はSolstice Arenaと呼ばれる、マルチプラットフォーム、マルチプレイヤー・ゲームに取り組んでいる。
同社の説明によれば、"ミドル・コア"イニシアチブとはより深いゲーム体験を求めるもので、幅広いプレイヤーにとって魅力的であり、コアゲーマーでも楽しめるものだ。この取り組みにあわせた人材獲得の例として、John Tobias氏(Mortal Kombat 共同クリエイタ)がZynga San DiegoにいるMark Turmell氏(訳注:元EAのクリエイタ)に合流するというものがある。他にも同社では、Soren Johnson氏(Spore and Civilization 4 デザイナ)がBaltimoreのZynga Eastでゲームに取り組んでいる。
NS: Joystiq
http://www.joystiq.com/2012/09/17/zynga-acquires-mid-core-developer-a-bit-lucky/
みらい的コメント:
ソーシャル各社のミッドコアへの拡大についてのニュースが時々出てくるが、Zyngaもそちらへの指向を見せている。
Jordan Maynard氏(共同創業者兼CCO/CTO)はGIの記事で、「私たちが本当に結婚したいのは、コアゲームのメカニックとソーシャルのZyngaの専門知識です。HornをパブリッシュしたZyngaの最近の努力は素晴らしい例です。コンソールのクオリティのゲームプレイをマルチなプラットホームにもたらすこと、そこにZyngaのソーシャルでの能力を加えることは、私にとっては本当にものすごく刺激的です」とコメントしている。おそらくそれが、彼らのイメージにある「ミッドコア」なのだろう。
Zyngaが牧場系ソーシャルからミッドコアへの拡大を指向することは、任天堂がライト層からコア層へとアピール先を広げようとしていることとイメージが被る。ライト層への売上の拡大には限界が見えてきたということなのだろうか。
GIはまた、Zyngaのミッドコアへの展開について「Zyngaは新しいジャンルのゲームへ、Facebook以外のプラットホームへと一層強く動いているが、明らかに彼らは300万人のプレイヤーについてきて欲しいと願っている。」と書いている。
(http://www.gamesindustry.biz/articles/2012-09-17-zynga-gets-a-bit-lucky)
「Facebook以外のプラットホーム」としてZyngaは明らかにZynga.comが想定されているものと思われる。ここではパブリッシャとプラットホームホルダのボーダーが消えつつあるわけだが、これはEAがOriginを、UBISoftUplayを立ち上げたのと同じような構図と思われる。日本でもスクエニがクラウド・サービスを始めるなど、似たような動きが徐々に始まっている。とてもエキサイティングな変化だ。
みらい的チラシの裏:
こういった変化が日々起こっているのを見ていると、コンソールが全てだった時代がなんだかひどく遠い昔だったような気がしてくることだなあ。
