たこやきのおっさん。 | seekオフィシャルブログ seekの水中喫茶店 Powered by Ameba

たこやきのおっさん。

ここのところ。
友人を招いてたこ焼きを拵える機会が多い。
たこ焼きは奥が深い。
分量。
火加減。
それらの全てが揃わないと美味くない。

中学生の頃。
塾の最寄り駅で。
脱サラしたおっさんがハイエースでたこ焼きを売っていた。
塾帰りの僕らはよくそのたこ焼きを買い食いしていた。
外は適度にカリッと。
中はトロトロ。
店じまいが早い夜おっさんは。
「自分ら。勉強頑張っとるから今日はたこ焼きサービスや。」と。
売れ残りを分けてくれたものだ。
二皿食った僕は腹一杯になり帰宅後晩飯が食えずおかんに怒られた。
たこやきのおっさん。
今もあの駅で焼いているのだろうか。

たこ焼きを焼いているとあのおっさんを思い出す。