充電。

ここの所。
映画という物あまり見ていなかった。
昔の僕にとっては日課だった様なこの時間が。
日々の慌ただしさですっかり遠のいていた。
物を作る以上。
自分のモチベーションを常に維持するのは本当に大変な事だ。

スーパーの帰りにビデオ屋に寄った。
割引セールをやっていたので何本か借りてきた。
久しぶりに画面に向かう。
涼しくなってきたこの季節に映画は心地よい。

「闇の子供達」
梁石日の原作のひとつで。
何年か前大阪のライブハウス横の映画館でやっていたので見ようと思ったのだけれど時間が合わずやむなく断念。
「夜を賭けて」「血と骨」がとても善かったので非常に楽しみにしていた。
アジア社会の問題にスポットを当てた作品。
時間の長さの割にもちっと登場人物の心情を深く描いても善かったのでは等と思いつつ。

「靖国」
賛否両論を巻き起こし上映館にも規制がかかったという曰く付きの作品。
ちなみに魚群でお馴染みの「ロフトプラスワン」で上映されたそうです。
ドキュメンタリーだったので映像としていろんな部分で荒かった。
とにかく日本という国の靖国という場所を切り取った作品。
僕は右翼でも左翼でもないのであくまで作品としてみたが。
国というカテゴラリー。
思想というカテゴラリー。
沢山の人の感情がこの作品には渦巻いていた。
無気力無感動と言われる現代社会に於いて国や戦争というものに実感は無いかもしれない。
カメラという物を使ってその時間場所を切り取る。
その事について改めて考える時間になった。