昨日、関東の方では梅雨が明けたようですが、関西ではもう少しかかるようですね。
庭のプランタンに植えているトマトとゴーヤが、今年も収穫できる季節になりましよ。

 

 

    

    

また、少し前の記事になります。
今回は、容子さんと倉敷に行ってきました。
倉敷は関西から在来線で行くには遠すぎますが、一泊するほどでもないという距離ですね。
と言うことで、新幹線に乗って日帰りの旅となりました。
新大阪から倉敷までは、新幹線なら1時間20分ほどで行ってしまいます。
この日は出発が11時過ぎだったので、お昼は駅弁ですね。

     




倉敷駅の北側に「アンゼルセン公園」なるものがあるんですよ。
これは以前にあったテーマパーク「チボリ公園」の名残だそうです。
そういえば、そんな名前のテーマパークがありましたね。
ほとんど人がいなかったせいもありますが、何か物悲しいものを感じます。
この公園であまり時間を取れません。急いで倉敷美観地区に急ぎました。

 

     

 

     



二人とも倉敷美観地区に来るのは初めてでなので、どこから見ていったら良いのかよく分かりません。
そこで二人で相談した結果、大原美術館と倉敷川の川舟流しは外せないわねと言うことで意見が一致したんですよ。

 

     

 

     

 

     


川舟流しのチケットを求めに、観光案内所に行くと4時半からの出発の分しかないとのこと。
もう少し遅くに観光案内に行っていれば、船には乗れなかったかも。

 

     

     


大原美術館は、皆さんがご存知のように有名ですよね。
ここは、クラボウの二代目である大原孫三郎が、支援していた画家の小島虎次郎を通じて収集した洋画を中心に、1930(昭和5)年に誕生した美術館なのですよ。

 

     

 

     

 

     

 


セザンヌ・シャガール・キリコ・ドガ・グレコ・ゴーギャン・マネ・ミレー・モディリアーニ・ムンク・ピカソ・マティス・ルノアール、ロザン、こんなに多くの芸術家の作品が一度に見られるのは日本ではここだけかも。


     



     

     

大原美術館での時間が、あまりに濃厚だったため、二人とも喉が渇いてしまいました。
選んだのは、「町屋喫茶 三宅商店」と言うカフェです。
古民家をあまり手を加えずにカフェにしているとのこと。
とってもいい感じでしょう。
ガトーショコラも抹茶パフェも、すっきりと大人の味でしたよ。

     


     

     

     



このカフェの前にある建物には、「国指定重要文化財 井上家住宅 三百年の時を経た倉敷最古の町屋」と言う立札がありました。
ここも見学しない訳にはいきませんよね。

 

 

     

 


まずは、倉敷の町の成り立ちから。
江戸時代の中頃、この辺り一帯は綿作(わたさく)が盛んで、倉敷はその集散地として栄えていたそうです。
井上家はその中心的な家の一軒で、1721年には今残されている住宅の基礎が築かれたようです。

 

 

     

 

     

 

     

 

     


スタッフの方から説明しましょうかとの申し出に、お願いすることに。
店の間の蔀戸・摺揚戸(しとみど・すりあげど)の開閉の実演や、天井の仕組みの違い、お土公さま(儀式用の竈)の説明、台所にある備前焼の水瓶ことなど30分に渡り詳細に説明くださいました。
途中で分かったのですが、説明してくれた方は第16代の当主だったのにはびっくりです。
分かりやすく説明いただき、ありがとうございました。

     


      

     




もう一つ外せないのが、倉敷アイビースクエアでしょうか。
ここは、明治時代の倉敷紡績(クラボウ)の本社工場を再利用したホテル・文化施設を併せ持つ複合観光施設のようです。
今回は中を通って、蔦が絡まったレンガの壁をバックに写真を撮らせてもらいました。

     


     

     

     

     



そろそろ4時半が近づいてきたので、川舟流しの船着場に急ぎます。

 

     


舟からの様子を動画に撮ってみました。
いろいろ説明するよりは、動画を見ていただければ川舟流しの雰囲気が分かっていただけるかなと思います。

 

 

           

           少し音声が入っています。

           

 

 

 

     

     
     



日もだいぶ傾いてきて、最後に行ったのが阿智神社です。
この神社は小高い山の上にあり、倉敷市の中心街の鎮守さまのようです・
ここからは、倉敷美観地区がすべて見渡せるのですよ。

     


     

     



日帰りの小旅では、夕食は大阪に帰ってからが多かったのですが、せっかく倉敷まで来たのでこちらで夕食を取ることにしました。
でも、美味しそうなお店が多くて、目移りしてしまいますね。
少し歩いていくと、なまこ壁にお庭が素敵なお店がありました。

 

     


こう言う時はいつも容子さんにお任せなんですが、今回は私がビビッときたのでここに決めました。
「さわらや」さんと暖簾にあります。
地酒と鰆(さわら)を中心とした郷土料理のお店だそうです。

 

     

 

     


鰆は関西では味噌漬けした焼き物が多いので、このようにお刺身で食べるのは初めてです。
これがまた絶品で、すっごく美味しかったですよ。
あと岡山を代表する魚、「ままかり」の酢漬けです。
「ママ(御飯)をカリ(借り)に行くほどおいしい」ことから、ママカリと呼ばれるようになったようですね。
ほんと、その呼び名の通りこれも美味しかったです。
お酒は、倉敷の「多賀治 雄町」をいただきました。



     
    

     

     
     


これで、倉敷での半日余りの小旅は終わりますが、ほんとうに倉敷を満喫し尽くしたような充実感を味わうことができました。
また、来たくなるようなところですね。
帰りも新幹線で、大阪には9時前に帰り着くことができました。

 

       

       倉敷駅への帰り道です。