心に思ったことが溜まった時には更新しようと思います。
3日前までジョイナス横浜にて、コトモノマルシェさんのブラッシュアップに出店していました。
4月は頭から丸の内や上野の手作り市に出たり、
有楽町マルイへ期間限定で委託販売していただいたり、他にもイベントもりもりでバタバタと忙しい1ヶ月でした。
そんな中一番体力的にも大変だったのが、このブラッシュアップ販売でした。
6日間ずっと立ちっぱなしの13時間は体にも心にも大きな疲弊をもたらしました。
ただ、素敵な出会いは沢山あり、
お客さんからの「綺麗~~可愛い~」の言葉を毎日沢山いただけたことは作家としては本当に嬉しいことでした。
皆さん、本当にありがとうございました。
わざわざお友達にプレゼントすると、次の日にも買いに来てくれたご婦人や、
私に似合うかな~、と照れながらも選んでくれたかた、硝子作品が好きだけど、ここまで好みのアクセサリーは今までなかったの、と感激してくれた奥さま、
沢山の心温まる出会いがありました。
このブラッシュアップ販売は、作家が直接接客してお客さんに売る形式です。
作品だけを郵送してスタッフさんに委託し販売してもらう形と違い、作家自身が体力と時間を要します。
その間、制作は出来ないし他の業務も遅れてしまいます。
それでも参加したのには、ちょっとした懺悔の気持ちがありました。
硝子たちはいつでもどこでも輝き、綺麗です。
この時も疲れきった心に毎日潤いを与えて励ましてくれました。
そんな硝子たち、
私にとってはただのお金稼ぎの商品ではありません。仕事の相棒でもなく、
一つ一つが私の子供のような存在。
ジョイナス横浜では、GW だったのもあり人通りが激しく、何度か指輪が床へと落ちてしまいました。
「あ、、ごめんね。」
と、自分の口からそんな言葉がもれていました。
その時気づいたんです。
私にとって、一つ一つが大切な存在なのだと。
言葉や意思が返ってこないものだとしても。
そして残念なことに、この企画会社は以前から盗難の被害が多くよせられていて、作家さんのほとんどは在庫管理を放棄していました。
私も被害には何度か会っていて、怒る作家さんも数多くいました。
そんな中私は子供を誘拐されたようなそんな悲しい気持ちになるばかりでした。
どこに連れ去られて行ったのだろう、、と。
なので、この企画会社に関してはなるべく委託販売はしたくありませんでした。
だからなのか、
この体力的にも厳しいブラッシュアップを選びました。
これなら私がずっと側で見ていられるし、
硝子の魅力を沢山伝えられる。
そして被害は最小限に収まります。
これからもアクセサリー作家としては沢山の作品を作り出し、きちんとお金を稼いでいかないと活動はしていけません。
全てに行き届く管理なんてきっと不可能です。
でも、その中に大切な気持ちを置き忘れていってしまうことがないように、
しっかりと心と硝子と向き合っていきたい。
そして温かな手の中へ送り出せなかった硝子たちへの、心ばかりの懺悔の気持ちで立っていた、
そんな6日間でした。