- こんにちは アン ~Before Green Gables~第37話 「ひだまりに抱かれて」
エドナは母親に自分をいらないと言われ
孤児院に置き去りにされたみたいな
アンの同情をひくような話をして
プリンスエドワード島行きをアン自ら
辞退するようにしむけました。
アンはしおらしい演技のエドナにすっかり騙され
院長に島行きを辞退し、エドナの方がふさわしいと告げる。
その後、
共同で使ってる寝室に戻って来ましたが
プリ島行きを断るのが辛かったため
ベッドで大人しく寝れない。
ひとりもだえるアン。
アンが寝室に戻ってないと勘違いした
エドナは仲間にアンを騙すのは
簡単だったとバラす。
愚かな。
それを聞いたアンが激怒し
エドナにつかみかかり取っ組み合いの
大喧嘩。
それで二人に罰が下るわけですが
二人でずっと手をつないで生活しろと
いうものでした。
食事、用足し、寝るとき以外ずっと。
二人でいがみあいつつも手をつないで
過ごすのですが
ある時、お人形の話を持ち出すアン。
あれは金髪に蒼い目でエドナと同じ
カラーリング。
それなら母親が作ってくれたものではないかと
問うアン。
ビンゴだったのでエドナが人形を
作ってくれた母のことを思い出す。
その時母は亡くなった父に贈られた指輪を
お守りとして大事にしてた。
これを持ってればずっと二人を
父が守ってくれてると言っていた。
まだ幸せだったころの記憶。
エドナのお話は一方的に親が
ひどいカンジになってましたが
捨てられたのは事実。
アンに語ったことの半分は事実でした。
しかし親には親の事情が一応あったらしい。
人に嫌がられる病気で体も弱り働けず
住む所も追い出されて
もう孤児院にエドナを預けて死のうと
思ってたお母さん。
けれどエドナのことを思うと
死ぬこともできず倒れてるとこを
診療所の先生に拾われて生きてたらしい。
現在は少しずつ
快方に向かってるが難しい病気で
完治はまだらしい。
結核か何かなんでしょうかねえ。
院の人に見つかってついに
エドナに会いに来た母。
エドナにまだお人形は
持っているか問うがエドナは今更現れた母に怒り、
持っていないと
嘘を付き、隠してた人形を持って走り去り川へ。
人形を川へ投げ捨てるエドナ。
それを追うアン。
アンを残して戻ったエドナは院長に呼ばれ
母と改めて対面。
エドナは母がただ邪魔だったからエドナを捨てたわけでは
無いと言う上記の理由をようやく知る。
一方アンは院に戻らず川に行ったままでエドナも知らないと
フカシこいてたので
院の人にはまた脱走かと言われてたが
エドナがアンは川にいると白状する。
母の事情を知り若干改心したっぽい。
アンを捜しに走るエドナ。
川に飛び込み人形を救出したびしょ濡れアンとエドナが会う。
無事戻ってきた人形の中には母が隠していた
亡くなった父の指輪が入っていた。
母は大事なお守りをエドナに託していた。
指輪だけでもそばにいられるよう
エドナが無くさないよう指輪を
人形に入れて置いたんですね。
名作劇場らしい演出だと思います。
あと2回なのに次はエイミートンプソンがらみ
のお話。
マシュー登場は最終回までお預けなのか。
それともギリでスペンサー夫人のみだろうか。
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イングルサイドのアンはアンの結婚後の話です。
ここらへんのお話はもう30代くらいで
空想と自然の好きな素敵な奥さんになってるんですよ。
夫との夫婦間の悩みなんかもありますが
アンが自分の子供達と過ごすお話が書かれていて
ここらの結婚後のお話は
母となったアンがどれだけ子供に愛情を注いでいるか
分かります。
母親ってなんてあたたかな素敵な存在だろうと
子供が感動するぐらいです。
母の記憶がないアンがそうであって欲しい
母親像を実現してるかのようで素敵なお話です。