いつもご訪問ありがとうございます。
「さとう式リンパケアスクール金沢 シィーズ」インストラクター堀内しずえです。
毎日セルフケアしている方からのご相談。
「フェイスラインをスッキリしたくて、耳たぶ回しをしているのになかなか変化がないのですが、どうしてでしょうか?」
お聞きすると、お顔のセルフケアをすき間時間にちょこちょこしているそうです。
フェイスラインが気になるのだから、耳たぶ回しなど顔のケアをするのはもちろん正解。
そして理論的にもさとう式リンパケアは、お口の空間から順に拡げて行くのが正しいので合っています。
ある一定の期間(3ヶ月以上)、正しく顎関節まわりのケアをしても、(耳たぶ回し、片手バンザイ体操など)
顎関節の感じや、フェイスライン、肌の状態などに変化がないときは(肩コリも同じ)
ケアが効果的に行われていないか、他の所に原因があると考えられます。
そこで、他のケアはしていますか?とお尋ねすると「していない。」とのこと。
この方のケースでは、他の場所のケアも必要だったのです。
顔など上半身のお悩みの解決のカギが、全て上の方にあるかというとそうではありません。
意外な場所の緊張がゆるまないため、変化の足を引っ張っているのです。
それは・・
「大腰筋」と「下半身」の緊張です。
硬いところは人それぞれでしょうが、まず大腰筋をゆるめてみましょう。
特に、反り腰の方はお腹も硬いので、まずリラックスポジションをとるだけでも
大腰筋、股関節がゆるみます。
大腰筋をゆるめるセルフケアは、さとう式リンパケアでは簡単な順から
「タオル筋ゆる」、「大腰筋リリース」、「シェー体操」です。
でもほんとうに固い方は、いきなり体操をせずに、
寝てるだけのリラックスポジションから始めてみてください。
また、太腿やふくらはぎ、アキレス腱などが固い場合は、それらをゆるめることで
上半身が大きく変わります。
足から口腔(上半身)に働きかける簡単なケアなら「足指YY」もおすすめです。
私はアロマトリートメントの時、頭~首の緊張の高いお客様には、アキレス腱や脚、ひざを優しくゆっくり弛めます。そうすると、骨盤~頭の方もゆるんでリラックスします。
このように、離れた場所でもからだはつながりでゆるみ、また逆に緊張するのです。
ご相談者の方は、セルフケア教室の生徒さんでしたので、
その日はリラックスポジションの後、イスに座って股関節揺らしなどを行いました。
すると、それだけで股関節の可動域がかなり広がり脚も弛んできました。
その後、うつ伏せで背面弛めを行って起きてみると・・・
バストとお顔も連携してゆるみリフトUPしていました。
そして 「からだっておもしろいですね~♪」と感想をくださいました。
部分に囚われず、全体をケアすることで変わらなかったところが動き出す。
からだはつながりで影響しあっています。
しばらく同じケアをしている方は、
まんべんなく、全体のケアを行ってみましょう。