「今年こそは行ってみたい」「食べてみたい」と思いつつ、まあそのうちに…と時間が過ぎ去っていっているものってありますか。

 

そこそこ近所にある有名な観光スポットとかお店とか、一時的なブームなんだろうけどすごく話題になっている食べ物などで、興味があるんだけどタイミングを逃して行けていないとか、味わっていなあというアレです。

それから、憧れの名所とか、人気の舞台とか。

 

興味があるのにまだ体験できていないことやもの

 

他にも、読みたい本とか、観たい映画とか広げるとどんどん出てきませんか?

 

一度、思いつくままにリストに書き出してみましょう。

そして優先順位をつけてみてもいいですね。

 

そしてその中から、1年中にトライしてみようリストを作ります。

期間は区切った方がいいです、そうでないとまたそのうちに、と…

時間や場所や内容や予算なども考えながらざっくりしたもので大丈夫です。

難易度を高くして、結局トライできなかったな、となるのはつまらないので、無理のない現実的なものからチャレンジすることをお勧めします。

 

他にも、空いた時間用リストを作って、行ってみたいランチやカフェをあげておくと、急に予定が空いた隙間時間なんかにちょっとした冒険ができます。

 

作ったリストは、時々チェックして、自分が興味を持っていたことやしたかったことを確認しましょう。

すると、予定もなくダラダラするだけだった週末の一部を、楽しい経験をする幸せな時間にすることができます。

1年後に振り返ってみると、自分の行動範囲が広がっていたり、経験が増えていることに気づくことでしょう。

 

ここまでで、意識して行動を起こすためのコツとしてリストを作ることをお伝えしました。

 

実は、今日のお話の中で、一番伝えたいことは、自分自身の思いを書き出して整理し、自覚できたことに沿って行動することの重要性なんです。

 

ある人のお話なんですが、パートナーと出会った時に、「彼は、私の理想と全然違うのにどうして惹かれるのだろう」といつも不思議に思っていたんだそうです。

でも、ある日、ふと思い出すんです。彼と出会う半年ぐらい前に作った理想の人リストを。リストには、身長、収入、学歴、性格など、なんと50項目も羅列してあったんですが、彼はそのうちの90%以上を満たしていて、残りの10%も、その時点ではまだ判別できないものだったんです。彼女は、「彼の見た目が好みでない」と言っていたのですが、本心を曝け出した50項目ものリストには相手の容姿を挙げていないんです。彼女は、そのリストを見て、ようやく自分の理想の相手を思い出し、彼に惹かれている理由を理解できたのです。

 

ホントかいな、そんなことあるの…不思議ですよね。

でもこれは決して、特別なケースではありません。

 

私たちの脳は、毎日膨大な情報を処理してくれているし、その時々の気持ちの影響を大きく受けるので、自分自身が持っていた目標や希望さえ、うっかり忘れてしまったり、曖昧になってしまったりするんですよね。

 

そうすると、仕事や家事にはタスクに向かって効率的に行動できていている人でも、自分の気持ちを満たすことには、堂々と遠回りしていたりするんです。

 

心当たりありますか?

私たちも、自分の本心が求めていることをうっかり忘れてしまい、大切なチャンスを逃しているかも知れません。

 

ややもすると曖昧になってしまいがちな、自分の希望や思いを明確にするために、書き出し、折に触れて確認することをお勧めしたいと思います。

 

例えば、冒頭でお伝えしたような直近のチャレンジリストの他に、転職のための譲れない条件リスト3年、5年、10年後の理想の自分リストなど。

 

自分の希望を明確にすると、その実現のために必要な、行動や情報などが見えてきますので、必ず次のステップにつながって行きます。

先ずは、軽い気持ちでやってみてほしいと思います。