日本には四季があり、春の桜や、秋の紅葉の美しさは、海外の方にもすごく人気がありますね。

 

そして季節ごとにある様々な行事にも、厄除けや子孫繁栄など、色んな謂れがあったりして、今更ですが、日本の文化って深くて面白いなあと思います。

俳句に季語があるのも、四季の変化が明確な日本の文化ならではですしね。

 

そんな美しく風流な四季ですが、日本にずっといると慣れてしまって、ややもすると、「花粉症で辛い」「暑すぎる」と不愉快な感想しか持たないままその季節を過ごしてしまいそうになります。

 

でも、前回のお話、「気持ちの良い環境を整える掃除」でもお伝えしましたが、私たちの脳は五感からたくさんの情報を受けています。

ならば「辛い」「暑い」の情報が入ってくるのは仕方ないとしても、脳が喜ぶような情報も与えて、ポジティブな気持ちに繋がるような脳内ホルモンも出しときたくないですか?

 

手っ取り早く日本特有の四季を楽しむのには、何を取り入れたらいいのでしょうか。

私が、楽しみながらしていることを3つご紹介します。

 

一つ目は「季節のイベントを取り入れる」です。

お花見や紅葉狩り季節のスポーツを楽しむなどは代表的なものですが、インドア派でも例えば、お家の中でハロウィンやクリスマスの飾り付けをするといった楽しみ方があります。最近は100円ショップでも、おしゃれな小さなオブジェが揃っていますので、少しだけ取り入れてみるだけでも、部屋のイメージが結構変わってワクワクしますよ。土用に鰻を食べたり、節分に豆まきをするなんていうのもいいですね。また、初詣に行くのであれば、あらかじめ、神社参拝の作法なんてチェックしてからお参りしたり、何か行事に参加する前にその由来を調べるというのもお勧めです。新鮮な気持ちで気持ちよくお参りでき、満足感も増しますよ。

 

二つ目は「旬のものを食べる」です。

この「旬のものを食べること」は、色んなメリットがあります。今後、漢方の方面からのメリットもお伝えしたいと思っていますが、ひとまず今回のテーマの「季節を感じる」にダイレクトにアプローチできる方法であること。夏のスイカや秋の秋刀魚や季節フルーツを使ったスイーツなどは、あまり意識せずに食べていることも多いですが、旬の食べ物は栄養豊富だし価格もお手頃な上に、なんといっても新鮮で美味しいだから味わうことなく過ごすのはもったいないです。自然のパワーあふれる旬の食材を、美味しくいただきましょう。

 

三つ目は「季節の草花を愛でる」です。

部屋に一輪挿しを置いてみたり、公園に植えられている花に注目してみたりしても四季の変化に気付かされますね。知らない花の種類を調べてみたり、お店の人に聞いてみたり。そんな些細なことでも癒されたり、嬉しい気持ちになれたりするものです。

好きな方は、ベランダ菜園にトライしてみるのも良いですね。

 

他にも、「衣類やファッション小物」「クッションカバーなどの雑貨」「写真やカレンダー」「期間限定のお菓子」で季節を楽しむなんていうのもありです。

 

季節限定のチョコレートが好きな友人は、限定商品を求めて遠くまで出掛けて、さらに並んで購入するようですが、本当に嬉しそうにお話してくれます。なので珍しいチョコレートを見たりするとその友人が思い浮かびます。

 

これもまた今後お話ししたいテーマですが、「好きなもの、推しのある生活」って、これもみなさんにお勧めしたい種の一つです。

何事にも興味を広げて行動してみることは、日々の楽しみ、幸せに繋がるように思います。

 

仕事や学校、家事に一生懸命取り組んでいると、日々が単調なものになってしまい、ついつい、ずーっと同じ毎日が続くような意識を持ってしまいがちです。


でも、季節の変化を生活に取り入れることにより、その物事に期限があることにふと気付かされ、その時季を楽しもうという意識を持つことができます。明日や来年が同じように来ることは、当たり前のことではないかも知れない。


もちろん、勉強や仕事、それから家事に没頭しなければならない時期などはあると思いますし、そういった場合には本人も充実感を得ることができていると思います。しかしそういったことでもなく、何となく日々のことに忙殺されて、気がついたら春が終わっていたな、夏も終わって、あっという間の1年だったとなってしまうのならば、少し意識して季節の変化を感じてみるのもいいですよね。