みなさんは、定期的に歯医者さんへ行かれていますか?
歯医者さんと聞くだけで、あの音が思い浮かび、
顔を顰める人もいるかも知れませんね。
私も正直、歯医者さんは苦手です。
元々は、ずっと同じ歯科にお世話になっていたのですが、
事情で通えなくなり、別のクリニックに通い始めたのですが、
治療後にトラブルが発生したりして、その後、10年以上も
歯医者ジプシーすることになり、色々と大変な思いをしました。
今は、知人の紹介により良い先生に出会い、治療してもらって、
その後は、半年に1回、定期検診に通っています。
今更ですが、歯の健康は、全身の健康に影響を与えるものだと言われています。
8020(ハチマル・ニイマル)運動
といって、80歳になっても自分の歯を20本以上残そう、という取り組みが
推奨されていますが、現状、80歳以上の方の残っている自分の歯の平均は
13.9本とのデータがあります。
上下半々として、それぞれ7本ずつのイメージです。
私達が普段何気なくしている食事で、その間、歯は噛み切ったり、
咀嚼したりと、両顎で健気なほどに大活躍してくれています。
だから、歯の治療などで、左右片方しか使えないと、それだけでも
かなり不便を感じたりします。
この歯が減ってしまうと、
生活の質=QOLが低くなってしまうことは容易に想像できますね。
私は若い頃に、職場の年配の男性が、
「もし何でも願いが叶うなら、他はどうでもいいから、
歯を若い頃に戻して欲しい」
と言っているのを聞いて、とても驚いたんです。
そ、、、そんなに?
でも確かに、美味しいもの食べた時って幸せな気持ちになりますよね。
美味しく物を食べられる喜びは、他に変えられないものなのかも知れません。
もちろん、栄養バランスの上でも、しっかり噛んで、偏りなく何でも
食べられることはとても大切です。
また、歯周病は、全身の病気と深い関わりがあることが注目されています。
歯周病の原因菌が糖尿病を悪化させたり、心筋梗塞や脳梗塞を発症させたり、
肺炎の原因になるなどが分かっていて、なんと100以上もの病気と関連がある
とも言われているそうです。
最近では、アルツハイマー病との関連も指摘されています。
更に、歯の本数が少ない人ほど、記憶に重要な働きをする、脳の海馬や
前頭葉の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まるという研究結果も
発表されています。
咀嚼することで脳内の血流が促され、脳が活性化することは衆知されてますし
幸せホルモンであるセロトニンの分泌も増えるので、やはり噛むことは、
心身の健康に大切であることがわかります。
他にもスポーツで力を入れる時は、奥歯をしっかり噛み締めますし、
歯って本当に頼りになる存在なんですよね。
もし奥歯がなかったら、ここぞという時に踏ん張りが効かない気がします。
だから、今ある歯を一本も欠かさないことを目標にメンテナンスをしましょう。
虫歯は初期であれば、治療もあまり辛くなく、費用もそんなにかかりません。
定期検診で虫歯と歯周病のチェックと、付着していれば歯石除去をしてもらいましょう。
ホワイトニングなどは、本人が希望しなければする必要はありません。
私は、元々、あまり歯が強くなく、日々の雑な歯磨きだけだったからか、
奥歯は治療の跡だらけです。
もっと早く知りたかったとは思いますが、でも今気付けてて良かった!とも思います。
だから、もしまだ気づいていない方がいれば、それから、気づいているけど
後回しにしている方がいれば、是非お伝えしたいです。
歯のメンテナンスをしましょう!
クリニックが合わなければ、変えましょう。
周りのたくさんの人に、クリニック情報を聞いてみるのもお勧めです。
美味しく食べる幸せ、そして、セロトニンも出して
将来にもずっと幸せを感じましょう。