私たちは、社会生活を送る中で、

職場・学校・PTAなど...何かしらの

コミュニティに所属していますよね。

属性などでその数に個人差はありますが、

みなさんはいかがですか?

 

コミュニティによって居心地も様々で、

本来の自分の姿を、さらけ出せる場所もあれば、

気を張って向かう場所があるかも知れません。

 

同じ趣味の人の集うサークルなんかと違って

職場などでは、人間関係によるストレスを抱えがちです。

 

相手の言動に、不愉快な思いをすることもあるでしょう。

「どうしてあんなことするのだろう」

「そんな言い方しなくてもいいのに」

「どうして理解してくれないの」

なんて思うこと、ありますよね。

 

そして、更には、その相手の個性について、

思いを巡らしてしまうこともありがちです。

「あの人は、意地が悪い人間だ」

「どういう生き方をして来たんだ」

「頭が悪いのかも知れない」

「親の顔が見てみたい」

などです。

 

まあ、最初の感じ方については、

素直に察知したものなので仕方ないと思います。

でも、そこから相手の性格や背景について、

思いを巡らせてあれこれと否定しまうのは、

意識して避けてほしいのです。

 

これは、人の悪口を言ってはいけないとかっていう、

道徳的な話ではないんです。

 

先ほどの例で、嫌な思いをした時に、

まず、相手の現実の言動に反応して、

その後、感情的に相手の人格を否定しました。

でも、後の部分は事実であるかどうか、、、

なんとも言えないんですよね。

 

実は、こういった思考の癖がついてしまうと、

自分自身の自己肯定感を下げることにつながるんです。

 

例えば、あなたが仕事のミスをした場合に、

上司からその不注意について叱責されたとして、

普通は、ミスをしてしまったことを反省し、

落ち込んだとしても、

もう繰り返さないようにしよう、と考えるものです。

 

でも、他人の言動の問題に紐付けて、

その人格を否定する癖がついている人は、

自分自身が言動の問題を指摘された場合にも、

人格を否定された!

と勘違いするようになってしまうのです。

 

そうなってしまうと、

自己肯定感が揺らぐことにもつながりますし、

人によってはミスを軽く注意されただけなのに、

プライドを傷つけられたと

逆上するようなこともあります。

 

脳は思考する時に、他人の事と自分の事を

使い分ける事ができないので、

他人に向けていた思考の癖を、いずれ、

自分に向けても活用するように

なってしまうのだそうです。

 

幸せに暮らすためには、

自己肯定感を守ることが大切なことは、

みなさんよくご存知だと思います。

 

とは言え、とんでもない言動をされたら、

「あの人は本当に性格が悪くて嫌いだ」

なんて、反射的に思ってしまいますよね。

もしそう思ってしまっても、それを反省したり、

ましてや、自分を責めたりなんてしないで下さいね。

「私って未熟でかわいい、伸びしろあるなあ」

でいいです。

 

そもそも、今日お伝えしたことも、

「あなたの小さな幸せの種」ですから、

あなたファーストでいいのです。

 

今日のお話しについて、

そういう考え方する余裕ないなあ

と思われた方もいらっしゃるかも知れません。

その場合は、先に他の種を蒔いて、

心が軽くなって来た頃に戻って来て、

取り組んでいただくのもいいなあと思います。