あ、初っ端からタイトル詐欺ですいません。( ◠‿◠ )

まあ、嘘はついてないんですがね。

 

こんにちは!講師の稲橋です。

2025年大学入試の地理歴史公民の出題は過去と結構違うポイントがあるんですよ。

これがほんとうにややこしい😡

選択科目のパターンが増えたり、出題範囲が変わったりと注意が必要です。

それでは新旧教育課程の違いを1つずつ解説していきますね。

 

【科目選択パターンはMaxで54通り!】

 まずは受験科目の選び方から。新課程は地理歴史公民から最大2科目を次の方法で選びます。

(a)「地理総合/歴史総合/公共」から2分野選択 

(b)「地理総合」「歴史総合」「公共」から1科目選択

(a)(b)を組み合わせて選ぶこともでき、全部で9パターンあります。

ただし同一名称の分野は選べません。

 

お前は何を言ってるんだ😇

 

どうやら

(a)から選ぶパターン: ①「地理総合」「歴史総合」 ②「地理総合」「公共」 ③「歴史総合」「公共」

(b)から選ぶパターン: ④「地理総合」 ⑤「歴史総合」 ⑥「公共」

(a)と(b)を組み合わせるパターン: ⑦「地理総合(a)」「公共(b)」 ⑧「歴史総合(a)」「公共(b)」 ⑨「地理総合(a)」「歴史総合(b)」

合計9パターンの選択が可能なようです。

 

 ただし⑦⑧⑨はそれぞれ下のNGパターンになります。

NGパターン:

 ⑦「地理総合(a)」「地理総合、地理探究(b)」

 ⑧「歴史総合(a)」「歴史総合、日本史探究(b)」または「歴史総合、世界史探究(b)」
⑨「地理総合(a)」「歴史総合(b)」

 

一方の旧課程は「世界史A/B」「日本史A/B」「地理A/B」など従来の10科目から最大2科目を選べます。

同一名称はNGですが、合計で45通りもの選択肢があるらしいですね。

 

ちなみに(a)の「地理総合/歴史総合/公共」は理科の「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」と似たようなイメージで理解していいようです。

 

 

【出題範囲は"探究力"が鍵に】 

続いて出題範囲の違いです。

新課程の(a)は、地理・歴史・公民で知識理解だけでなく、課題発見・解決の探究力が特に重視されます。

 

例: 

地理 - 地理的事象を多角的に捉え、課題解決に向けて構想する力
歴史 - 歴史事象の意義を多角的に考察し、課題解決を構想する力

公民 - 社会の諸課題を公共的視点から多角的に考察・構想する力

 

課題解決に向けて資料を分析したり、構想を立てたりする探究的な力が問われるようになるっぽいです。

単なる知識暗記では通用しなくなりますよ。とほほ🥺

 

一方の旧課程は、これまで通りの出題範囲となります。

ただし新課程に合わせて、やはり資料を読み解く力や構想力が一層重視されるでしょう。

 

 

まとめ 

いかがでしたでしょうか?

選択肢の幅が広がる半面、探究力が一層重視されるようになります。

効果的な対策を立てて、しっかり準備を進めていきましょう!