すでにサピックスに通っている同級生のママが、


「勉強ばっかりでカワイソウ」


と、ほかのママから言われたらしくちょっと憤慨していた。

たしかに、「カワイソウ」って言葉、ちょっといやかも。


ハイジは保育園児だった時、何回か「ママがお家にいなくてカワイソウ。さみしいでしょ?」

などと、他人に言われたことがある。

子供には聞かせてほしくないセリフだ。

すっごくごきげんに保育園ですごしているのに、

カゼえっ?ボク‥かわいそうなの?」と思ってしまうというか。

「さみしいでしょ?」ときかれるとそんな気がしてしまうのが子供だ。

いつも、お迎えに行くと

「おむかえ、はやすぎる~むかっ」と怒って、遊びたがったハイジなのに、「さみしいでしょ?」と聞かれると、さみしそうな顔をして(おいっ‥)こくりとうなずいたりするのだ。

そこで、そのたびに、私はハイジに

「あなたは、あのすばらしい保育園に行けてラッキーなのよ!毎日、色々な先生が歌をうたってくれたり、絵本や紙芝居、泥あそび、公園へのお散歩などもやってもらえるし、お昼ごはんは、栄養士の先生が作ってくれてるし。たくさんのお友達と、広いお庭で遊べるし。よかったね~。これが、毎日毎日家にいて、ママと二人だったら、ここまでいっぱい遊べなかったと思うよ。」

と言ったものだ。

単純なハイジは、「そっか~ボクってラッキーニコニコ

とすぐ気分を変えていたので助かったけど。


「勉強ばっかりでカワイソウ」とか「こんな小さいのに塾へ行くのもカワイソウ」などの言葉がけも、おなじじゃないのかと思う。


「えっ?勉強ばっかり(でもないのにパンチ!)している私って、カワイソウなんだ汗

そんな風に思ってしまった子どもは、もう勉強を楽しめない。塾に通ったり、勉強をがんばっている子供に「カワイソウ」と言ってしまう大人は、やさしいようでいて、ものすごく酷なことをしているのだと思う。


そんな教訓を逆に生かすことを考えてみた。

たまに学校の宿題がたくさん出た日などに、

「まあ~そんなに宿題があるの?すごいね!かしこくなっちゃうね!ママも子供の頃、それくらいやってればよかったなあ。うらやましいわあ。」

と声をかけてみる。

「たいへんね、がんばって」

と声をかけるよりは、やる気が出るみたい‥。