※本記事はプロモーションを含みます。

写真を1枚だけ動かしたいのに、モデル選びで止まってしまう。そんなときは「どちらが上か」より、どこまで動きを指定したいかで決めると迷いにくくなります。

先に結論をまとめると、終了フレームや参照動画まで使って動きの道筋を組みたいならWan 3.0、尺・画角・解像度を見ながらSNS用の短尺を素早く試したいならSeedance 2.0が候補です。

ただし、これは公開ページに表示されている入力項目と仕様を比べた結論です。生成結果の良し悪しは元画像とプロンプトで変わるため、最後に紹介する「同じ8秒テスト」で自分の素材を比べてください。

まずは30秒で分かる比較表

比べるポイント Wan 3.0 Seedance 2.0
基本入力 開始画像+プロンプト 開始画像+プロンプト
終点の指定 終了画像を追加可能 終了画像を追加可能
追加の動き参考 参照動画の入力欄あり 公開画面では開始・終了画像が中心
公開画面で2〜15秒 公開画面で4〜15秒
主な調整 ネガティブプロンプト、シード、解像度など プロンプト最適化、画角、解像度、音声切替など
向いている試し方 終点や動き方を細かく組む SNS用の尺と画角から先に決める

ここからは、使う場面を想像しながら違いを見ていきます。

Wan 3.0は「どう動いて、どこで終わるか」を組みたい人向け

wan3.0 の公開画面では、開始画像に加えて終了画像、参照動画、プロンプト、ネガティブプロンプト、シード、尺、解像度などを設定できます。MP3・WAVの音声アップロード欄も表示されています。

たとえば商品写真なら、「正面の静止画から始まり、カメラがゆっくり半周して、最後はロゴ面で止まる」という流れを考えやすい構成です。イラストなら、最初と最後のポーズを決めて、その間の動きをプロンプトで補う使い方ができます。

向いていそうなのは、次のようなケースです。

  • 終了フレームまで決めて、着地を安定させたい
  • 既存動画のテンポや動きを参考にしたい
  • ネガティブプロンプトやシードも使って試行を管理したい
  • 手持ち音源を含む制作フローを検討したい

反対に、設定項目が多いほど、最初から全部を触ると原因が分からなくなります。まずは開始画像、8秒、1つの動作だけで作り、次の生成から終了画像や参照動画を足すのが安全です。

Seedance 2.0は「SNSに合わせた短尺」を組み立てやすい

seedance2 .0 の公開画面では、開始・終了画像、プロンプト最適化、音声切替、4〜15秒の尺、画角、解像度を選べます。縦・横・正方形など複数の画角が公開仕様に示されているため、ReelsやShortsを想定した入口を作りやすいのが特徴です。

料金表は秒単位で、480p、720p、1080p、4Kの行が表示されています。2026年8月24日時点では、480pが1秒0.096ドル、720pが0.192ドル、1080pが0.480ドル、4Kが0.960ドルです。価格は変更される可能性があるので、生成前に現在の表示を確認してください。

向いていそうなのは、次のようなケースです。

  • 最初に9:16や1:1など投稿先の画角を決めたい
  • 4〜15秒の短尺を同じ条件で比べたい
  • プロンプト最適化を使って指示文を整えたい
  • 秒単価を見ながら試作回数を管理したい

ひとつ注意があります。公開ページでは音声切替と高解像度の料金が表示される一方、下部の説明には「音声なし」「480p・720p」とする記載もあります。音声や1080p以上が必須なら、記事の数字だけで決めず、実際の生成画面と見積もりを確認してください。

迷ったら「同じ8秒テスト」で決める

公平に比べるには、モデル以外の条件をそろえます。いきなり15秒の複雑な物語を作るより、まず8秒・1シーンで反応を見る方が違いを見つけやすくなります。

そろえる条件

  1. 同じ開始画像を使う
  2. 同じ8秒にする
  3. 同じ画角と近い解像度にする
  4. 音声は一度オフにする
  5. 同じプロンプトを使う
  6. 終了画像は最初の比較では入れない

見るポイントは5つだけ

  • 顔や輪郭が途中で変わらないか
  • 手や小物の形が崩れないか
  • 指示した動作が一度で伝わるか
  • カメラが急に飛んだり揺れたりしないか
  • 最後の1秒が次のカットにつなぎやすいか

点数は各項目0〜2点で十分です。合計点だけでなく、自分の用途で最も困る失敗が少ない方を選びます。人物動画なら顔と手、商品動画なら形とロゴ面、風景動画ならカメラと終点を優先してください。

コピペして試せる8秒プロンプト

次のように「被写体の動き」「カメラ」「速度」「守りたい要素」を1文ずつ分けると、結果を比較しやすくなります。

被写体は正面を向いたまま、ゆっくり視線を右へ移す。髪と服だけが弱い風で自然に揺れる。カメラは固定し、ズームや回転をしない。動きは落ち着いた速度にする。顔、手、服の模様、背景の配置を維持する。8秒の最後は静かに止まり、次のカットへつなげやすい姿勢にする。

商品写真なら「顔、手、服」を「商品の形、ラベル、色」に置き換えます。一度に複数の動作を入れず、うまくいった後でカメラ移動や終了画像を追加するのがコツです。

用途別に選ぶなら

商品紹介・ビフォーアフター

開始と終了をはっきり決めたいならWan 3.0から試すと整理しやすいです。変化の途中が崩れる場合は、参照動画を加える前に動作を1つへ減らします。

Reels・Shorts・縦型投稿

投稿先の画角と尺から決めたいならSeedance 2.0が分かりやすい入口です。まず低めの解像度で動きを確認し、採用カットだけ上げると試作費を抑えやすくなります。

イラストやキャラクター

どちらでも、最初は固定カメラと小さな動きがおすすめです。顔、手、小物を同時に大きく動かすと比較しにくいため、「まばたきだけ」「髪が揺れるだけ」のように分けます。

音を含む動画

音声関連の表示だけで判断せず、アップロード形式、生成音声の有無、書き出し結果を実際の画面で確認します。必要なら映像を先に作り、編集ソフトで音を後から合わせる方法も残しておくと安心です。

よくある質問

どちらが高画質ですか?

解像度の数字だけでは決められません。元画像の品質、被写体の動き、圧縮、顔や文字の維持まで含めて同じ条件で確認してください。

8秒で十分ですか?

初回比較には十分です。動きの指示、形の維持、カメラの安定、終わり方を確認できます。良いカットが出てから尺を延ばす方が、失敗の原因を追いやすくなります。

最初から終了画像を入れた方がいいですか?

最初は入れず、モデルが開始画像とプロンプトにどう反応するかを見ます。その後、終点を固定したい場合だけ追加すると、終了画像の効果が分かります。

まとめ

Wan 3.0とSeedance 2.0は、どちらも画像から短い動画を作る入口になります。ただし選び方はシンプルです。

  • 終了画像や参照動画まで使って、動きの道筋を組みたいならWan 3.0
  • 尺・画角・解像度・秒単価を見ながら、SNS用の短尺を試したいならSeedance 2.0

最終判断は、同じ画像・同じ8秒・同じプロンプトで1本ずつ作り、最も困る崩れが少ない方を選ぶ。それが、遠回りに見えていちばん早い比較方法です。