本日、群仙園さんより

悲しいおハガキが届きました。

リトープスを栽培されているみなさんは既に知っておられると思いますが、群仙園の島田典彦さんがお亡くなりなり、閉園することとなりました。


実は私、遠方すぎて一度も行ったことがなく

いつかはリトープスの聖地に行くのが目標の一つでもありました。


ちょうどリトープス栽培をやめようと決めたばかりでしたが、

今の職場を退職後にリトープスを復活させて

島田さんに認めてもらって西の群仙園って呼ばれるようになりたかったのでショックです。


私のリトープスはほとんどがメサガーデンからの輸入種子を実生したものです。その中から私好みの個体を選抜して保存はしておりました。

メサガーデンの経営者が変わってからは品種間違いが多くなり、近年は導入をしていません。

国内では群仙園さんからしか導入しないようにしておりました。他のは信用できなかったからです。


群仙園さんが閉園となると

中国や韓国の交雑リトープスが主流となり

リトープスの価値は無くなっていくことでしょう。

群仙園さんが大事の残していったリトープスなんとか保存できないものでしょうか?


私はこの時期に年に1度だけ群仙園さんから購入しておりました。

限定1個のものがありましたので1種につき1株購入し、保存したいと思ったら次の年に1個買うっていう感じでした。

年間10個ほどしか購入しませんでしたので

今思うと保存用にもっとたくさんの種類を導入すべきでした。

大事に継承されてきた遺伝子を守りたかったです。


以下は

私が今まで購入させていただいた

群仙園さんのリトープスです。

今年の夏は綺麗に仕立てることができなくてとても恥ずかしいですし、こんな姿で怒られてしまいそうです。

hallii Grey black


バッカス


J.B. Rudesheim Ruby


Fred’s Redhead 


紫菊章玉


SH Rhubarb


島田典彦さんのご冥福をお祈りいたします。

こんなに綺麗なリトープスを購入させていただきありがとうございました。


私の実生株は放出中ですが、

群仙園さんから購入したリトープスは宝であり

今でも大事に育てています。


ところで、このようなショッキングな事がありましたので、リトープス放出はもったいなくなってきました。リトープスはもう少しだけ続けようと思います。

その代わり、マイナーメセンと

手が滑ってかなりの大金を使い

あとで後悔してしまった植物を播くのは少しにしてこちらの方を処分します。(全部は流石に勿体無いので少しずつですが)


実はリトープスの栽培に気を使うようになって

代替植物を育てることに決めたのですが、

そのキッカケは

私が学生の頃、最後の研究に使った植物がフリージアでした。

私は昔から小球根植物も大好きで、中でもフリージアは最高に好きでした。

フリージアもメセンと同じ南アフリカ原産です。

実はリトープス専用ハウスの地面には昔からフリージアを植えていました。春になるととても良い香りがハウス中に漂い、それが心地よかったのです。

夏のリトープスは水やりや風通しにかなり気を使います。それに比べてフリージアは夏は掘り取って涼し場所に保存してあります。たまに掘り取りを忘れた年があっても秋になると芽を出してきます。

「よし夏に休眠してくれる小球根にしよう!」

っと思いフリージアの原種を集めようと決めました。そして次に好きなスパラキシスとイキシア、ゲイソリザの原種も集めてみようと思いネットで検索するのですが、ちょうどケープバルブブームもあって、既に日本に導入されており安価な値段で取引されているのがたくさんありました。代わりものの私はさらに日本に導入されていない原種を探してネット検索していたら、気がついたらそれ以外の関係ない植物がカゴに入っており、そのまま清算をしてしまっておりました。

種子が届くと

かなりの量と

なんでこんなものまで買ってしまったんだろうっていうもの

日本に安価で導入されているものまであり

これは完全にやってしまったなぁ

っていう感じになりました。


目標の植物よりもその他の植物が多くなってしまい、目的物は来年リベンジしようと思いましたが、

来年はリトープスも播こうと思いました。

交配サボテンは若い方が頑張っているので、

規模縮小してでもリトープス保存した方がいいのかな?