先日読んでかなりぐっときた、パトリス・ジュリアンの『32日の月』。
とても軽やかで、
迷った時や落ち込んだ時に開きたい本です。
中でも、なんてステキなんだろうと感銘を受けたのがこの一節。
「本当の職業は人生。本当の仕事は人間であること」。
彼は、肩書きを聞かれると、いつもなんと答えていいかわからなくなるそう。
なぜなら、色々なことを仕事にしているけれど、
それらの専門家ではないし、
明日になったらまた別の何かに興味を持ち、
それを仕事にするかもしれないから、と。
だから、「お仕事は?」と聞かれたら、
実際には答えないけれど、
本当は「生きることです」と答えたいそうです。
私自身、興味のあることには常にチャレンジしたいと思っているし、
ジョブコーディネーターの方に
「今までの仕事に一貫性がないし、
どんなキャリアプランを考えているのかがまったくわからない」
とお叱りを受けるくらい、
この10年で本当に色々な仕事をしてきました。
だからこの本に自分と同じような考えが書いてあって、
「そうなのそうなの!」って、すごく嬉しかったんです。
今の日本ではまだまだ受け入れにくい、特殊な考え方のようですが、
この方のような生き方が私もしたいのです。
やりたいことはたくさんあるし、その都度変わったりもします。
けれども、そればかり追求して行動してしまうと、
自分の中では筋がきちんと通っていても、
転職活動時などでは
「やる気がない」とか「ひとつのことが長続きしない」とか、
悪いこととして評価されてしまいます。
でも。
私はもう会社に依存する働き方をしないと決めました。
その時その時の自分にできること、
興味を持ったことでお金を稼いでも、誰に非難されることもありません。
縛られることはもう何もないから、
これからは私もこんなふうに自由に生きていくことができるんですよね。
ふわりと心を自由にしてくれた本。
意識して生きていきたい言葉がまたひとつ増えました。
「本当の職業は人生。本当の仕事は人間であること」。
そんなステキな言葉に出合えたことに、感謝です。