信用供与を受けるのは嫌だが、クレジットカードの決済機能は便利だからクレジットカードを利用しているという人も、中にはいるかもしれません。このようなかたちはもしかするとクレジットカードからデビットカードに乗り換えるかもしれません。もちろん欧米のような、金額によるすみ分けの可能性もあります。しかし海外での利用などを考えると、現時点ではクレジットカードの有利さは変わりません。また、先ほどのようなロイヤルティマーケティングもクレジットカードならではのものです。デビットカードではクレジットカードのような顧客情報を収集できません。デビットカードが成功するかどうかは、加盟店手数料次第ということができそうです。
それぞれの属性について、各社がどんな条件を設定しているか、何を注目しているのかを簡単に紹介していこう。・年齢年齢はカード審査を受ける前提条件である。多くの場合は18歳以上、場合によっては20歳以上のところもあるが、高校生はどこも申し込みはできないし、未成年は親権者(両親)の同意が必要だったりする。一方の年齢の上限としては、ほとんどのカード会社が65歳から70歳に設けている。・勤務年数勤務年数は年齢と連動して判断されることが多い。ひとつの会社に長く勤めているほど評価は高いそうだ。
旅行会社顔負けのサービスもある。

カードはたんに支払の信用だけではなく、割引証としても利用できるが、割引制度には多少の不便もある。

各種割引制度を利用する場合には、カードを提示して割引を受けられる場合と、あらかじめ割引券を請求するものや機関誌の巻末に印刷されているものを使うものまで千差万別だからだ。

会社ごとの機関誌をご参考願いたい。

いちばん注目したいのは各種の予約サービスで、旅行会社顔負けのサービスを提供するカード会社まであることだろう。

クレジットカードは、いわばツケ払い のひとつだ。

ふつうは利用した金額を翌月に全額支払うわけだから、金利もかからないことになる。

これはカード利用者に、ある一定期間の信用貸しを与えることだ。

カード会社の利益は加盟店からの手数料によるものである。

ところが現金の場合は、このケースに当てはまらない。

現金は商品とは違い、たとえ一日でも借用すれば金利がかかる。

つまり、現金貸しには金利が必要となる。