14日の日曜日はとてもいいお天気でした

昼に父から
天気がいいから散歩がてらに
行くからと電話がありました

珍しいなぁ
会いに来てくれるんや…

ピンポンが鳴って迎えに出ると
なんと母も一緒だった!
父はカートを押して買い物にも散歩にも
行くので、てっきり父だけだと思っていた

二人してカートを押して来てくれたんや
今まで二人だけでってないんちゃうかなアセアセ
転けんと来れてよかったー



福を参ってやらなあかんしな
お前の顔も見たかったし

 
そう言って、父はいつものように
大きな声で
「ふくー!ふくー!」って呼んだ

誰かが来ると一番に走って階段まで行って
二階から下を見て
好きな人ならぴょんぴょん跳ねて
落ちないか心配になる

きっと見えなくても福はそうして
大好きなおじいちゃんたちを
迎えてくれたに違いない

おじいちゃんから供えてもらったお花や
友達たちから供えてもらったお花に囲まれて
福はお骨になってここにいる




おねえちゃんがこの写真を選んで
飾ってくれたんだよね

よく聞こえるように片耳を立てて
その目で見つめられると
マミちゃんは涙がポロポロ溢れるよ

おじいちゃんたち頑張って
福に会いに来てくれたよ
よかったねー、嬉しいねーラブラブ


大丈夫と言う両親を二人で帰すなんて
とんでもなく、三人で歩いて家まで行った

おぼつかないのに
カートを二台外に出して
よく来てくれたものだ

ありがとう

二人を送り届けて一人で帰った

この道は…
毎日、お散歩で福と歩いた道

おじいちゃんとこに行くよ
と、言えば得意げな顔をして
私を案内するかのようにスタスタ歩いて
家の前で止まって、着いたよ!ってね

どうして、マミちゃんは
一人で歩いているの?
もうこれから、福と一緒に歩くことはない

そんなの嫌だよ
できない

途中で苦しくなって
急いで帰った

帰ってもカサカサカサって
いつもの足音もない

なんで
なんで?

身をえぐられるような思い
何度も身悶えて涙が止まらなくなる


まだ8歳だった
よく水を飲むようになったね
ファンヒーターの前に陣取ってるかな…

よく寝るよね…
でも、散歩の時は走ったりするよ

オシッコの色がなんか濃いね

ほんの少しの変化を気にしつつ…
明日はトリミングだから、トリミングして
大丈夫か診察してもらっておこうね

軽い気持ちで受診した

先生も、そうだなー
と言いながら福の目を見たとき
あれ、ちょっと黄色いかな

ほんの少し黒目の淵が黄色いような
昨日、見てみたけど思わなかった…

検査をします
エコーも撮りますね

福は連れて行かれた


先生に呼ばれて
黄疸が出ていること、肝臓や胆嚢の
数値が異常に高いこと
どんな事が考えられる
詳しく説明していただいた

とにかく入院して2、3日
治療しましょう

2月24日
そこから福の闘病がはじまった

数値は悪くなる一方で
2、3日では良くならず
肝臓の生検をしたり
ステロイドを使った治療をしても
ほんの少しのだけの改善

先生が散歩に行ってみてくださいと
言ってくださり、娘と一緒に少し出かけた
それはそれは嬉しそうに
進んでは私たちに駆け寄ってきて甘えて
ほんとに病気なん?って思うくらい

一度外泊もしたけれど
帰って来るなり爆睡で
入院疲れなんかな、しんどいんかな…
それでも翌朝には
おねえちゃんたちを元気に見送って
病院に戻る前に
少しお散歩をして…

でも、病院に戻った後の検査で数値が
悪化してしまい外泊を続けることができなかった

やっぱり点滴がないと
からだの負担が大きいようで

入院生活も2週間近くなり
内科の専門医にも相談してもらったり
やはりCT検査をしなければ
どうしてもわからない
胆管が詰まっているのか…

CT検査を乗り切れるのか
それが一番の心配だった

数値は悪くても
具合がすごく悪いようにみえない
毎日、面会に行っても喜んで迎えてくれる

撫でて、撫でて
いつものように甘えて
マミちゃんはただ、ただ
一生懸命に撫でて
いい子、いい子
頑張って偉いねー
いっぱい褒めてやることしかできなかった

結局、福は3月10日のCTの検査のあと
急変し、血栓ができて足が麻痺し
呼吸がおぼつかなくなってしまった

何でこんなことに…

私も娘たちも戸惑って

先生からお話を聞いても
どうしていいのか…

福はどうなるの?

ただ、ただ励まして
撫でてやることしかできない

家に連れて帰りたい
あれだけ帰りたかったんだから
一番安心できる大好きなお家に
連れて帰りたい

下の娘が
そうすることは
もう福を諦めることになると
そんなことできない!
何とか良くなって欲しい!

私たちは病院で福との時間を
作ってもらった
酸素マスクをさせて
撫でて励まして

その様子を見ながら
私たちは福を連れて帰る決断をした

総意で

よし、連れて帰ろう!

誰が運転する?
おねえちゃん、大丈夫?
私が運転しよか?

どちらにしても
娘に運転させることは可哀想だった
ごめんね、ありがとう

娘たちはおねえちゃんとして頑張ってくれ
点滴もつけたまま抱っこして
途中で逝っちゃったら大変だと
励ましながら急いで帰った

あれだけ苦しそうだったのが
予想外にケロッとして
動けないけど大きな目をキョロキョロさせて
そんなに大きな声で何言ってるの?って

それから12時間余り
福はとても頑張った
性格はとてもあっさりした子だったのに
最後の最期まで
決して投げ出さず生ききった

苦しい思いをさせてごめんね

最期は天使さんに
お願い、優しく連れて行って!
お願い、お願いと

3月11日
私の腕の中で
大丈夫、大丈夫だよと
あの子を送り出した
2週間の戦いが終わった…

本当に偉かった
よく頑張ったね
とても立派だったよ


いやだー、いやだー、逝かないでー
マミを置いていかないでー
本当はそう叫びたかった
そんなこと言えない
あの子が一番逝きたくなかったんだから…



犬たちが長生きする時代
8年という短い時間の中で
私たち家族を愛して
家族それぞれが
たくさんの癒しをもらって
生きる力にしていたことがわかりました

福がいることは当たり前で
いない今が考えられない

あの子がいた時間が
私には夢のように幸せで
今は夢から覚めたような…
それくらい、儚く逝ってしまった

夢なら早く覚めて
私の所に駆け寄って
撫でてと甘えてほしい

娘たちもそれぞれが
辛い思いを抱かえて
一生懸命生きている

こんな辛い時は
福を抱っこすると元気になれたのに…


福を病院で綺麗にしてもらってる間
うちのベランダに出ました


あれ、天使さん…?
こんな雲がいくつもありました
やっぱり、来てくれてたんや
ありがとう
福をお願いしますお願い



福、愛をいっぱい
ありがとうねラブラブ